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【女子ペアチャレンジ(2)】パーかそれともボギーか「まったり系の噛み合い」で相次ぐピンチを切り抜ける

 

ひさびさの大会参加企画です。ゴルフ女子2人がダブルス戦にチャレンジ!ということで、6月末の予選会場に足を運んできました。ショットもパットも手抜きできないダブルス戦ですが、息ピッタリのチームプレーで好スコアを目指したいところ。果たして目標はクリアできたのでしょうか?

 

 

ピンチはチャンス!厳しい局面こそチームワークを発揮

 

 

ゴルフライフスタッフの女子ペア(桜さん&まいさん)で「第2回日本スクランブルゴルフ選手権2020 関東Bブロック|第4予選」に挑戦中です。写真のツアーオリジナルのミニトートバッグは選手のみなさんにも愛用していただている便利グッズ。今日は赤とピンクで揃えてみました。小さいランチボックスならジャストインするので、普段使いにもおすすめです。

 

<HOLE13 387YARDS PAR4>

意外にも絶好調の1オーバーで迎えた13番ホール。女子にとっては長い距離なので、飛ばしに飛ばしまくりたいところです。遠慮なしのビッグドライブを。

 

 

桜さんのティーショットはやや右に出ましたが、ドッグレッグなのでねらいは悪くありません。行った先のさらに向こう側にグリーンがあるはずです。ナイスショット!続くまいさんは軽く引っ掛けたようですが、すみません……うっかりデータを失ってしまいました。

 

 

採用したのは斜面に落ちた桜さんのボール。手になにも持っていませんが、クラブの存在を忘れているわけではありません。「こう振ったらこっちに飛ぶでしょ♪」的なイメージづくりに励んでいる様子です。

 

 

で、そのイメージを受け継いだであろう、まいさんのセカンドショット。しっかり当てましたが、傾斜なりに飛んでしまった模様。ミスはミスですがこうしたプレーのひとつひとつが経験値として蓄積されていくわけです。実際にやってみてわかることって多いですよね。

 

 

桜さんが手にしたのは5Uと果敢にパーオンをねらいます。残り180ヤード。届くでしょうか?ここからはグリーンが見えないため、斜面の下のまいさんがボールの行方を観察します。

 

 

なんとなんとナイスオン!打った本人も「完璧、イメージ通りでしたね」と手ごたえ十分だったようです。こういう攻めたプレーが多いほどスクランブルゴルフは盛り上がります。とりあえず、なんの意味もない星1つをプレゼントしておきましょう。

 

 

とはいえ残ったのはロングなバーディーパット。まいさんの仕事はラインを見せること、あわよくばねじ込むことです。結果はグッジョブのナイスタッチ。役割の認識ってすごく大事ですよね。

 

 

締めに短いパーパットを沈めてホールアウト。難しい局面を切り抜けました。競技およびダブルス初挑戦のまいさんもだいぶコツをつかんできたころではないでしょうか。この調子で次へGO!

 

 

<HOLE14 444YARDS PAR5>

 

今日はじめてのロングホール。3打目勝負になると思いますが、なるべくグリーンに近づけるように女子力×2でぶっ飛ばしましょう。

 

 

距離は444ヤード。吉と出るか凶と出るかのゾロ目ホールです。

 

 

勢いよくドライバーを振り抜きました。安定のスイング、安定の結果。桜商店は本日も通常営業です。

 

 

絶妙なバランスでティーを抜く桜さん。スポーツ歴を聞いてみると学生時代はサッカーをやっていたようで。ふらつく気配は一切なく、こういうオブジェになる日も近そうです。

 

 

そろそろ体が温まってきたと思われる、まいさんのティーショット。ボールの上を叩いてしまいましたが、積極的に振ったことは確かです。パートナーの桜さんを頼りつつ、自分らしさを見せていきましょう!

 

 

残り200ヤード。木の間を抜けた先にグリーンが見えます。桜さんの説明によると「最悪トップしても『ランランランラン』で走ってくれれば」だそうで、つまり「転がしてもいいから思いっきり打とう!」という指示ではないでしょうか。

 

 

迷わず長いクラブを抜きます。

 

 

まいさんのセカンドはしっかりミート。グリーンの右手前に使えるボールを残しました。

 

 

桜さんは先ほど好調だった5Uで攻めます。当たりはよかったものの、ボールはバンカーの手前、木の根元辺りに止まったみたいです。これはこれでセーフ。

 

 

林の中にキノコを発見しました。ゲームの世界であればパワーアップできそうですが、ここは現実のゴルフコースなのでスルーしましょう。毒があるかもしれませんからね。

 

 

桜さんは自ら運んだボールを採用して、35ヤード先のターゲットへ。ちょっと大きく打ってしまいコロコロと奥に落ちました。あとは頼むという感じでバトンタッチ。

 

 

バトンを受け取ったまいさんはピン直撃のミラクルアプローチ!このくらいの距離を制していけば好スコアでフィニッシュできそうです。2人とも喜びすぎてなにを言っているのかわかりませんが、とにかくワーキャーと盛り上がり中。元気でなによりです。

 

 

そしてバーディーチャンス。

 

 

まいさん痛恨のショート。奥から転がすので慎重になり過ぎたみたいですね。

 

 

なんとかチャンスを活かしたい桜さんのパット。距離感はよかったのですが、思いのほか右に切れました。

 

 

「バーディー欲しい~♪」「欲しい~♪」と昭和歌謡っぽいノリでグリーンを下りる2人。まだ若いのに枯れすすきのような哀愁が漂っています。

 

 

<HOLE15 330YARDS PAR4>

 

15番ホールは330ヤードのパー4です。雨も一時止んでいるので、もうひとつギアを上げていきましょう!

 

 

桜さんティーショットは右のラフへ。聞き間違えでなければ本人は「左のラフ」と言っていましたが、右も左もわからなくなるほど集中しているということにしましょう。是非そうさせてください。

 

 

一方、まいさんは正真正銘の左のラフへ。これはボールの選択に迷いそうですね。

 

 

どっちを使うかという作戦会議の結果、まいさんのボールを採用。右から左へダッシュ!カメラ置いてきぼりの爆走です。

 

 

残り200ヤード以上。5番ウッドでグリーン手前まで運びました。

 

 

直後に「なんとも」という言葉を付け加えたまいさんのショット。方向がちょっと違ったみたいです。ゴルフはまったくの独学とのことですが、フォローもフィニッシュもバッチリ決まっており、とても初心者とは思えません。今後の成長が楽しみな逸材です。

 

 

桜さんのボールを採用して、ピンまで残り60ヤード。

 

 

ここはまいさんがナイスオン。ちゃんとプレーをつないでいます。

 

 

続いてパーパット。ガツンと打ったまいさんですが、ボールはカップの左を通過したところでストップ。

 

 

まだ貯金はあるもののこの1打で流れが変わりそうな予感。獲物をにらむような眼光でカップと対峙している桜さん。ベストスコア78の一端を垣間見ることができます。

 

 

「入った!」と思いきやカップに蹴られてクルッと方向転換。いやはや実に惜しいパーパットでした。当の桜さんも「なんて日だ!」と言いたげな様子です。でもこのホールに関してはナイスボギー。それぞれにいいプレーがあり、お互いに助け合う姿が見られました。6ホールを終えて2オーバー。上出来じゃないでしょうか。と、ここで褒めるとあらぬ誤解を招きそうなのでしばらくは静観しましょう。18ホール終えるまでがゴルフ。最後の最後までなにがあるかわかりません。

 

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この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!