2023年3月10日(金)開催「第7回太平洋クラブスクランブルゴルフ選手権 全国決勝」にて見事優勝した「春日越山」越山剛選手、瀧波貴之選手のインタビュー記事です。4アンダー、後続の追い上げをかわして新チャンピオンに。勝つためのチーム戦略とは?
予選落ちから繰り上げ出場、さらに優勝という大逆転劇
【Q】チーム名が「春日越山」となっていますが。
<越山選手>
申し込みをしたあとで春日さんがダメになっちゃって、チーム名はそのままということに。
<瀧波選手>
なんで春日なんだろうと(笑)このペアでは3試合目で予選の前にも1回出ています。
【Q】事情が明らかになったところで今日の勝因を。
<越山選手>
よく噛み合いましたよね、大事なことなんですが。まずショットがよく噛み合ったのと、パターが今日は入りましたね。優勝する人たちはみんな同じこう同じことを言うんでしょうけど。
<瀧波選手>
僕らはわりと飛ばし屋なんですよ。だからセカンドはかなり楽だったよね。
<越山選手>
飛距離は大事だと思います。グリーンが大きいのでロングパットもそうです。とりあえず乗せとけという感じでやっている場合は特に。
【Q】4アンダーというスコアについてはいかがですか?
<瀧波選手>
惜しいのをあげたらキリがないから納得だよね。
<越山選手>
正直に言えば4アンダーでの優勝は意外でラッキーだったなと。最低でも6は必要だと思っていたので。
【Q】予選はどんな感じでしたか?
<瀧波選手>
実はギリギリで予選落ちしていて。確か1アンダーだったかと。誰かがキャンセルしたので繰り上がったんですよ。
<越山選手>
予選は全然よくなかった。美野里は難しいんだけど、とはいえという感じかな。予選落ちからの優勝だからM-1で言うところの敗者復活、サンドウィッチマンぐらいのやつで(笑)
【Q】手前が多かったピンポジションは気になりましたか?
<越山選手>
手前には切っていたけどその前になにもないから楽な方でした。ピンが手前なら別に奥につけてもいいんですよ。
<瀧波選手>
心理的なプレッシャーはそんなになくて。最終の18番ホールも奥からだったし。
<越山選手>
あそこはグリーンに直接乗せちゃダメなんですよ、たぶん止まらないから。
ピンチをボギーで耐えたところが本当の勝因かもしれない
【Q】5番ホールは唯一のボギーでしたが。
<越山選手>
下手すりゃダボだもん。危なかった(笑)
<瀧波選手>
2人ともミスっちゃったんですよ。とにかく僕が飛ばし過ぎちゃって、セカンドをバンカーに入れて。そこから2人でホームラン。キャリーをしっかり出さなきゃいけないところで。
<越山選手>
距離があったんですよね。手前は無理だったのでなんとか奥のカラーだったらというイメージで打ったら大きくなっちゃって。返しのロングパットは奇跡的に入って、ここのボギーはよく耐えたなという感じですね。
<瀧波選手>
もしかしたらここが勝因だったかもしれないですね。
【Q】事前に決めている戦略とかはありますか?
<越山選手>
結局ロングパットが入るか入らないかというのがあるので、まずはパープレーがベースです。スクランブルじゃない普通のゴルフでもそうですからね。
<瀧波選手>
絶対にパーは取れるという保険はかけちゃうかな。ただそこは話し合っていなくて。バーディーを取るぞ!という感じではない。ファーストパットはなるべくラインを見せるように意識しているんだけど、すごいショートしたり逆にオーバーしたり(笑)
<越山選手>
外してもパーが取れるところは攻めていった方がいいかなと。
【Q】今後もダブルスに参加していく予定ですか?
<越山選手>
そうですね、楽しいですからねこの競技は。
<瀧波選手>
気楽なのと誰にでもチャンスがあるのと。
<越山選手>
ただ以前に比べるとレベルが上がっていますよね。(スクランブルゴルフツアーで)優勝したら「おぉ!」という感じになっているので。
越山選手、瀧波選手、ありがとうございました。雨上がりの難しいコンディションだったと思います。全体的にボギーも多い試合だったため、いかに守り切れるかが勝利のカギだったのかもしれませんね。今後も楽しくハイレベルなプレーを!
<試合結果はこちら>
https://athlete.golf-l.jp/conventions/365/event/21615