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寒気と凍ったグリーンが待ち受ける!真冬の予選は耐え方が大事

 

冬ど真ん中ですが、今月はWEEKENDのブロック決勝、そして早くも2019年度の各予選会が開催されます。参加されるみなさんは防寒対策バッチリでスタートホールに立ちましょう。ということで今回は真冬の大会の傾向と対策についてです。

 

 

前半はカチカチグリーンとの戦いに

冬のこの時期は夜から朝にかけて気温がガクンと下がり、夜明けとともに見渡すコースは真っ白です。スキー場かと思うほど霜で輝く銀世界ですが、真冬のゴルフ場はどこも同じ状況なので、厳しい寒さとコンディションを受け入れるしかありません。

 

まずティーグラウンドでティーが刺さらないのは冬ゴルフあるあるです。ちなみにあの穴を開ける器具のことを「ティーボーリング」というそうです。これまで「アレでアレして……」と言っていましたが、今度から正式名称を使ってみます(笑)

 

そしてセカンド地点に移動したとき、グリーンが硬い、というか凍っているという難題と対峙することになります。実際に打ってみないとわかりませんが、エッジ近辺は高確率で凍っていて、アルミシートを被せた部分だけが青く見える状況です。コースやホールによっては全面カチカチの場合もあります。

 

どこに落としてもオーバーランしそうなので、手前でボールの勢いを殺そうとしますが「コーン!」と奥のカラーを越えてラフまで跳ねてしまいます。続くアプローチはカチカチグリーン&下りラインで、恐怖心との戦いに……。ナイスショットがアイスショット(?)に変るため、ボールにスタッドレスタイヤを履かせたくなります。

 

日陰のグリーンだと午前中にコンディションが回復する見込みはなく、パーでラッキー、ボギーでOKくらいに考えた方がいいかもしれません。それもまたゴルフ、前半は耐えるが勝ちです。

 

 

後半は多めに見込んで攻めのプレーを

耐えに耐えた前半から姿勢を変え、後半は積極的にスコアを伸ばしていきましょう。インターバルを経て10時台に入ると、そこそこ気温も上がっています。体もほぐれているでしょうから、攻めのプレーを期待したいところです。

 

ハーフスコア速報を見れば予選突破にあといくつ必要か見えるはずです。カットラインにあと2打足りなければ最低でも3つ伸ばそうとか、具体的な目標設定が可能になります。ただ冬の場合はほぼ全チームが後半から巻き返そうと考えているため、さらに1つ2つ多めに見込んでおいた方がいいと思います。要するに獲りまくるしかないと(笑)

 

グリーンのコンディションも違っているはずなので、ランチを済ませたら練習場で再チェックすることをおすすめします。前半のノリで打つとショートしそうなので、後半に役立つ距離感をしっかりつかんでおきましょう。

 

あと寒いことには変わりないので、なるべく歩くことでしょうか。体温とテンションを比例しやすいため、とにかく動き続けるのがベターです。カートに乗ってアゲインストの風を受けているときに真冬の本気を思い知らされます(笑)

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!