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外していいパットはない!?個人の本気プレーがチームスコアを決める

 

スクランブルゴルフは2人または4人のチームプレーによってスコアメイクします。個人プレーよりもスコアがよくなるのは当然ですが、数を打てば当たる、入るという確率だけの問題ではありません。そこで今回はスクランブルゴルフの鉄則をひとつご紹介します。

 

 

考え方は他のチームスポーツと同じ

スポーツ、特に競技大会では失敗してもいい場面などひとつもありません。結果として失敗というのはありますが、意図的にミスすることはないはずです。真剣勝負において外していいシュート、エラーしていい打球なんかないですよね?

 

ただゴルフの場合はちょっと特殊で、ミスするのが当たり前でそのミスを最小限に抑えるようなプレーが求められます。プロでも池に入れたり、短いパットを外したりするわけですから、1つ1つのプレーよりホール単位もしくは18ホールを通じてどうやってスコアをまとめていくかという俯瞰的な戦略が重視されます。そこから細かいところに視点を移せば、状況に応じた攻守の選択を迷うことはありません。

 

同じゴルフでもスクランブルゴルフでは2人または4人で協力しながらのチームプレーに変わります。しかし人数が増えたからといってミスが増えてもOKということはありません。少なくともチーム内にミスしてもいいメンバー(=戦力外の選手)がいると好スコアに結びつきにくくなります。

 

スクランブルゴルフでも個人戦のつもりで、自分のプレーには責任を持ちましょう。ラグビーの「ONE for ALL(1人はみんなのために)」はスクランブルゴルフにもドンピシャで当てはまる言葉です。

 

選手としてコースに出た以上、メンバー全員が本気かつ全力プレーで戦うことが鉄則。誰か1人がサボっていては求めるチームプレーが成立せず、目指すスコアにも届きません。ミスしていいショットやパットはひとつもないということを念頭に置きましょう。

 

 

ゴルフ初心者が参加するときの心得は?

スクランブルゴルフでスコアを伸ばすための最重要キーワードが「噛み合う」です。わかりやすくいえば、お互いのミスを補完し合いながらグリーンやカップに向かってプレーをつなげることです。事実、上位成績を収めたチームのみなさんは好スコアの要因を「今日はよく噛み合ったらから」という感想でまとめることがほとんどで、テンポよく18ホールをクリアしています。

 

もしメンバー全員が上級者かつ競技慣れしていれば多少噛み合わなくても、個々の技術とポテンシャルだけで好スコアを出すことができると思います。

 

一方、チームメンバーに初心者が含まれている場合はどうでしょうか?その場合、ペア戦でもチーム戦でも戦力的なハンデを負うことは避けられませんが、好スコアや上位をねらえないわけではありません。そう、噛み合えばいいのです。

 

では噛み合うためにはなにをどうすればいいのでしょうか?

 

前述の通り、たとえ初心者でも自分のプレーに責任を持ち、全力を出し切ればいいのです。あとはパートナーや他のメンバーのフォローとアシストを信じましょう。苦手なプレーや状況を察知し、打順の変更や打ち方のアドバイスを伝えるなど、あらゆる手を尽くしてくれるはずです。噛み合うチームプレーは責任と信頼の2つで成り立っているといっても過言ではありません。

 

参加選手の中には100切り未達成、ゴルフ歴1年未満といった初心者の方もいらっしゃいます。そしてたくさんミスをしながらも試合終了後には「楽しかった!」「面白かった!」「また参加したい!」との感想を残しています。

 

初心者だからといって仲間に甘えず、自分の力を出し切った上でチームプレーを体感することが大切です。コース上では与えられたミッションに全力でチャレンジしてくださいね。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!