ミックスペアスクランブルゴルフ選手権はツアー屈指の人気大会です。スクラッチの部とダブルペリアの部の2部門、予選会は関東A、関東B、中部、関西と全国的に開催しており、参加選手も年々増えています。今回は男女で戦うミックスペアにおいて、好スコアを出すコツを探ってみましょう。
ティーショットは女性がフルスイングできるように
ミックスペアが他の選手権と確実に違うのは参加する全チームが男女ペアであることです。それが参加条件なので当たり前なんですが、とにかく男女ペアという特性を活かしたチームプレーが好スコアのカギです。
18ホールを通じてスコアを左右するのがティーショットです。通常のゴルフと同様に男性は後ろから女性は前からと、男女でティーポジションが異なります。そのため順番としては男性が先に打つことがほとんどになります。
もう1人いると思えばノンプレッシャーで打てる男性。上手く行けば遠くに飛ばしてフェアウェイキープですが、気楽になり過ぎて右や左に大きく曲げたり、最悪OBもあり得ます。
そんなミスを至近距離で目撃したパートナーの女性からは「ね、なにやってんの?」と、真顔で呆れられたりします(笑)
続く女性はノーミスが絶対条件。全力ではなく置きに行くような守りのスイングが求められ、結果的に飛距離も伸びません。パーオンできず踏ん張ってパー、外してボギーという流れはご想像のとおりです。
というわけで女性が思いっ切り打てる状況をつくるのが男性の使命です。平均以上に飛ばせる女性なら、ミドルホールのセカンドショットがアプローチになることも多く、バーディーチャンスが続々とやってきます。
女性の活躍がチームプレーに弾みをつける
スクランブルゴルフは楽しくプレーできなければスコアも伸びません。そしてミックスペアを楽しむための絶対条件が女性の活躍です。
ペア戦は2人しかいないので、どちらか一方が滅入ってしまうと好スコアどころか、プレーの継続さえ危うくなります。ミックスペアの場合、男性より女性のやる気がチームを引っ張っているといっても過言ではありません。
これがゴルフではなく旅行だったら、ショッピングだったら、食事だったらと考えればわかりやすいと思います(笑)男性においては早め早めのお膳立てが、ペアで楽しくコースを回るコツです。気づかいというより紳士のやさしさで、チームに最大限の貢献をしましょう。
女性の活躍が明るい未来を約束するのは一般社会もゴルフコースも同じですね。