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スクランブルゴルフに見るチームプレーは非日常の光景

 

ゴルフの大会というと基本的には個人競技です。プロトーナメントでも各選手が自分の腕ひとつでハイレベルなスコア争いに挑んでいる姿が目につきます。一方、同じゴルフというカテゴリにありながら、団体競技として実力勝負できるのがスクランブルゴルフです。今回はスクランブルゴルフを通じて味わえるチームスポーツの魅力についてまとめてみました。

 

 

ラグビーW杯で再確認したチームスポーツの魅力

もう間もなく終わろうとしている2019年ですが、振り返ればスポーツの話題が盛りだくさんでした。

 

 

ゴルフでいえば渋野日向子プロの海外メジャー大会「全英女子オープン」優勝は衝撃的でしたよね。ゴルフに興味がない人たちにも広く知れ渡るほどのシブコフィーバーを巻き起こしました。また「ZOZOチャンピオンシップ」におけるタイガー・ウッズの来日優勝も往年のゴルフファンを沸かせるトピックでした。あのマスターズ制覇から半年後の話ですからね。とにかくシンデレラ誕生とレジェンド復活という2つのビッグニュースでもうお腹一杯です。

 

そして世間の目をクギ付けにしたのがラグビーワールドカップ。ブレイブブロッサムズことジャパンの快進撃です。アイルランド、スコットランドと強豪国を破り、史上初の8強入りを果たしました。中でもスコットランド戦の平均視聴率は39.2%と紅白歌合戦に迫る勢いで、見なかった人を探す方が難しいかもしれません。ラグビー人気の急上昇を裏付けるように、チームスローガン「ONE TEAM」も新語・流行語大賞を受賞。スポーツの枠に留まらない大きな足跡を残しました。

 

ゴルフのよさは十分に知っているとして、ラグビーのようなチームスポーツの魅力を改めて感じた人も多かったのではないでしょうか?

 

 

仲間がいるから全力プレーに挑戦できる

スクランブルゴルフの魅力について「ミスしても大丈夫!」と伝えるときがあります。チームプレーなので個々の責任や負担が少ないという意味なのですが、本当にそうなのでしょうか?

 

 

野球でもサッカーでもチームスポーツに参加、なおかつ競技大会に出ている選手は誰ひとりとして「ミスしてもいいや」なんて思っていないはずです。ミスがどうこうより、いいプレーをしたい、活躍したいという気持ちが強く、少なくとも試合中は常にポジティブな心境だと思います。

 

なぜポジティブになれるかというと、やはり一緒に戦う仲間がいるからです。もしひとりだけだと不安かつ実力以上のものは出ませんが、仲間がいれば頼ることができます。おんぶにだっこではなく、不得意な分野は仲間に託して、得意な分野で全力を尽くすという感じでしょうか。

 

ちょっと懐かしい話ですが、2004年のアテネ五輪における男子体操がまさにそのイメージで、個人種目では届かなかった金メダルを団体総合で勝ち取った日本代表はチームプレーの本質を見せてくれました。

 

 

大好きなゴルフに非日常の感動をプラス

スクランブルゴルフで誰かがボールを打つときは、その様子を仲間が真剣な眼差しで見守っています。普段のラウンドでも状況は同じですが、どちらかというと次の自分のプレーに意識を向けているはずです。

 

 

特に印象的なのはバーディーパットを打つときで、メンバー全員が「入れー!」と心の中で叫んだり、実際に声に出していることもよくあります。サッカーのPKに近い雰囲気かもしれません。外したときの落胆と入れたときの喜びの高低差がスゴ過ぎて、耳がキーンとなるくらいです。当然、1人でスコアを管理するゴルフだとこんなシーンは見られません。

 

大好きなゴルフをしながら、チームプレーで非日常的な感動も味わえることがスクランブルゴルフの魅力。競技という真剣勝負の舞台で、仲間とともに素晴らしい体験をしてみませんか?

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!