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上位進出のための必用条件はダブルス戦とチーム戦でどう違う?

 

スクランブルゴルフツアーにはダブルス戦とチーム戦の2つのエントリー方法があります。2人もしくは4人という人数の違いによるものですが、実際にコースで好スコアを出すためには求められる力が異なってきます。今回はダブルス戦とチーム戦、それぞれの必用条件をピックアップしてみました。

 

 

2人の仕上がった状態を噛み合わせるダブルス戦

ダブルス戦は2人参加なので、パートナーさえ見つければ話は早いと思います。男女ペアでいえばご夫婦やカップルでの参加も多く、日常の延長で試合に挑めるという手軽さがあります。

 

 

で、どうせ出るならチームプレーを楽みながら好スコアも出したいはずです。楽しいという部分については9割方保証しますので安心してください(笑)問題は好スコアの方ですが、誰と誰が組んでも上手いこと噛み合うわけではなく、特に予選突破の基準となるアンダーパー以上を目指すにはある条件をクリアしなければなりません。

 

それはお互いに「仕上がった状態」で出ることです。

 

一方がショットに不安を抱えていると、もう一方の負担が激増します。2人しかいないのでそうなりますよね?ティーショットの採用条件である1人最低7回が鬼ノルマに思えるはずです。

 

2人で出ていながら偏りの大きいおんぶにだっこ状態でプレーを進めるとダブルス戦の旨味はほぼゼロで、必然的にスコアも悪くなってしまいます。逆にある程度の実力と自信が双方にあって、これを掛け合わせたらどういう結果になるだろうというワクワクドキドキの期待が、いわゆる「噛み合う」状況を生み出すわけです。

 

ダブルス戦は実験的な意味も含め「2人とも調子いいからそろそろ試してみる?」といった意気込みとともにチャレンジすると、1+1が2以上の好結果が出るのではないでしょうか?

 

 

キャプテンの手腕と組織力が問われるチーム戦

チーム戦はまずメンバー集めで苦労するかもしれません。ただ出るだけならいつものメンバーでOKですが、予選突破や上位進出を目指す場合は「チームをつくる」というビジネスライクな作業が必要です。

 

 

とにかくゴルフが上手い実力者が4人揃えばOKかというと、それだけではちょっと不安かもしれません。チーム戦で上に行くために必要なのはなんといっても「組織力」です。なおかつ組織たるチームをまとめる存在が不可欠になります。

 

そもそも4人もいると、エントリーから試合当日までの諸連絡を誰かが回さなければなりません。その誰かというのが代表者、キャプテン、リーダー、ボス、師匠、親父、兄貴、姐さんなどと呼ばれる人です。

 

連絡以外にもチーム名を決めたり、チームウェアを揃えたり、練習会の日程を組んだり、戦略&戦術を考えたりとやることはたくさんあります。で、最も頑張らなければいけないのが試合当日。チームの士気を高めながら、ボールの選択を的確に判断できるかどうかが勝負のカギです。

 

「使うボールはコレ!」と決定し得る根拠をメンバーに説明して納得させた上で、プレーを進めなければいずれ組織は崩壊します。この辺は会社みたいですよね。

 

明るいノリが目立つチーム戦ですが、上位に名前を連ねるチームはリーダーの手腕と組織力が突出しているように感じます。

 

 

以上、ダブルス戦とチーム戦でそれぞれの課題を浮き出させてみましたが、初参加の場合はそこまで深く考える必要はありません。むしろ一度出てみて課題を見つけることも楽しんでください。スコアはあくまでも結果であって、まずは体験することが大切です。スクランブルゴルフの世界はやればやるほど楽しみが広がるラウンドスタイル。試合に参加するたびに新しい発見があります。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!