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全員満足できるプレースタイル「スクランブルゴルフ」の魅力ってなに?

 

カップインを目指しながら18ホールをラウンドするゴルフですが、プレースタイルを変えることで楽しみの幅がグンと広がります。今回は1度体験すると全員がその面白さにハマってしまうという「スクランブルゴルフ」の魅力についてまとめてみました。

 

 

2~4人の「チームプレー」で楽しさ無限大

早くラウンドしたくて休日が待ち遠しいと思えるゴルフでも、実際にコースに入ると緊張の連続だったりしませんか?1打1打がスコアにそのまま反映されるので、とにかくミスをしたくないというのがゴルファーの本音だと思います。

 

 

特に朝イチのティーショットは神様から与えられた試練のようなド緊張を強いられるものです。ついさっきまで「クラブ買い替えたばかりで」「全然練習していなくて」「昨日肩を痛めちゃって」と言い訳ついでに談笑していた同伴メンバーの視線もなかなかのプレッシャーですよね?

 

なんとかグリーンに辿り着いたあとでも、今度はパターという難題が待ち受けています。2メートルでも1メートルでも入る気がせず、その消極的な気持ちがボールに伝わってしまい3パットで撃沈。ラウンド中は「ゴルフって難しいよね」と100回くらい口にしながらコースを歩くのが普通なのかもしれません。

 

そんなゴルフのイメージを「難しい」から「楽しい」に変えるのが「スクランブルゴルフ」です。「スクランブルゴルフ」は2~4人でチームを組み、メンバー全員が打った中から1番いいボールを採用しながら、みんなでカップインを目指すプレースタイルです。

 

仮に自分がミスしても、チームメイトである仲間のナイスプレーで万事OK。お互いに協力し合うという「チームプレー」が基本です。グリーン上でよくある「曲がるのは右か?左か?」の疑問も、1人目はとりあえず真っ直ぐ打ち、もし曲がったら2人目で修正して見事ナイスイン!通常のゴルフでは1人で喜びを噛み締めるところですが「スクランブルゴルフ」なら仲間と一緒に感動を味わえ、ハイタッチも自然にできてしまいます。

 

 

憧れのスコア「アンダーパー」がリアル目標に

平均スコア90~110のアベレージゴルファーにとって70台は一生をかけて目指すような憧れの数字です。そんな夢を見ながら1ストロークでもベストスコアを更新できると本当に嬉しいもので「だからゴルフはやめられない!」とさらなるスキルアップのために練習場に通ったりするものです。

 

 

とはいっても昨日の今日でスコアが100以上から80台とか、90以上から70台とか一気に縮まるほどゴルフは甘いスポーツじゃありません。上手くなるより1歩進んで2歩下がる方が多いくらいではないでしょうか?

 

その点において「スクランブルゴルフ」は仲間と協力し合うプレースタイルなので、普段のラウンドより確実にいいスコアを出すことができます。実際にどのくらいのスコアを出せるかというと平均スコア80台後半から90台前半のメンバーが揃ったチームであれば2人で70台、4人で60台は堅いと言っていいでしょう。つまりアベレージゴルファーとシングルや片手シングルの上級者がペアを組んでも、憧れのアンダーパーに手が届く可能性が十分にあるというわけです。

 

いいスコアが出て嬉しいのは「スクランブルゴルフ」でも同じです。むしろ1人でベストスコアを更新したときよりも嬉しいはずです。そのワケは喜びを仲間と共有できるからで、2人なら2倍、4人なら4倍と好スコアとともにこれまでになかった達成感が必ず得られます。

 

 

みんなで挑む「コース攻略」が超面白い

「スクランブルゴルフ」の魅力はまだあります。コース上では常に仲間と一緒に行動するため、普段のラウンドのようにフェアウェイ、ラフ、林の中という感じに散らばることがありません。プレー中はそれがどの場所の何打目であっても、チーム一丸となってボールと向き合います。

 

 

当然、メンバー同士の距離が近くなり会話の機会も増えます。「ピンまで何ヤード?」「ここは攻めてもいい?」「右の方が安全だよね?」など本来キャディさんに相談したり1人で考えるべきことを、みんなで話し合って解決していきます。上級者が1人でもいれば「スクランブルゴルフ」を通じてコースマネジメントも学べてしまうのです。

 

たとえば普段のラウンドでまだコースに不慣れな初心者がいると、手取り足取りルールやマナーについて教える必要がありますよね?時間もかかるし後ろの組に迷惑もかかるし、なにより一緒にいるメンバーが純粋にゴルフを楽しめなくなってしまいます。「スクランブルゴルフ」であればチームプレーの流れの中でルールとマナー、打ち方も攻め方も教えることができるため、コースデビューの超初心者を交えてもいつも以上にゴルフを楽しめます。

 

老若男女はもちろん初心者から上級者まで一緒にコース攻略を楽しめる「スクランブルゴルフ」は新時代にピッタリのプレースタイルといえます。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!