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【大会レポート|優勝ペア編】第5回全日本ダブルススクランブルゴルフ選手権2025 全国決勝

2025年11月4日(火)開催「第5回全日本ダブルススクランブルゴルフ選手権2025 全国決勝」にて見事優勝した「考えるな、打て」島田青葉選手、新村廉選手のインタビュー記事です。優勝スコアは2位に2打差をつける10アンダー。実力を発揮して新チャンピオンの座を勝ち取りました。

 

 

寮生活をともにした同級生ペアが目標通り10アンダーフィニッシュ

【Q】2人はどこで知り合ったのでしょうか?

 

<島田選手>

もう2人とも社会人ですが、もともとは高校のゴルフ部で知り合いました。寮生活で同じ部屋だったんですよ。

 

<新村選手>

高校卒業後はプロを目指すために研修生をしていました。去年、プロを諦めてから申請してアマチュアにもどりました。今は研修生のときにお世話になったゴルフ場に勤めています。

 

 

 

【Q】島田選手は高校卒業後、一度ゴルフから離れているんですね。

 

<島田選手>

大学では勉強とゴルフの両立が難しかったので。月に1回練習に行くくらいでほとんどやっていなかったですね。社会人になってからもう一度熱を入れてゴルフをやるようになりました。

 

 

 

【Q】ダブルス初参加ということですが、エントリーのきっかけは?

 

<新村選手>

アマチュアにもどったのでネットでアマチュアが参加できる試合を探していたらスクランブルゴルフツアーを見つけて。面白そうだなと思ってエントリーしました。

 

<島田選手>

話を聞いたときはちょっとよくわからなかったけど、ベストボールでいい方を選べるということは理解しました。細かいルールは試合当日に確認しながらでしたけど。

 

 

 

【Q】宍戸ヒルズカントリークラブの印象は?

 

<新村選手>

トリッキーでタイトなホールがすごく多いという印象で。曲げてしまうと林から横に出すだけとか狙えないという難しさがありましたね。だからティショットは確実にフェアウェイに置くということを2人で徹底していました。

 

<島田選手>

トーナメントみたいな速さに仕上がっていたら厳しかったんでしょうけど。ショートゲームは得意なのでそんなに難しさは感じませんでした。もちろんダブルスだから安心して打てたというのはあります。

 

<新村選手>

今日はキャディさんが詳しい方で距離もピッタリに教えてくれました。本当に助けられましたね。

 

 

 

【Q】当初の目標スコアはいくつでしたか?

 

<新村選手>

2桁の10アンダーでしたね。

 

<島田選手>

去年が10アンダーで優勝だったので最低でもそのくらいじゃないと無理だと思って。

 

 

 

最難関ホールでバーディー、さらにチップインイーグルも

【Q】全国決勝に向けてなにか準備はしてきましたか?

 

<新村選手>

連ランもなにもしていないですね。

 

<島田選手>

家が近いので中間の練習場でたまに一緒に打つくらい。コースには全然行けていないです。

 

<新村選手>

そのわりにはよく噛み合ったよね(笑)

 

 

 

【Q】今日はチップインイーグルもありましたが。

 

<島田選手>

後半の12番ホール、右ドッグだったんですけど。残り191ヤードのセカンドショットを彼が6番アイアンで打ってくれて。それが70センチくらいについて、マジですごかったです。

 

<新村選手>

そのイーグルで優勝を意識したところから伸びなくて。ただツアーのときも一番難しいと言われている17番でバーディーが獲れたのは大きいと思います。次の最終ホールは3メートルのバーディーパットだったんですけど、それが入っていたら11アンダーでした。2人で外して今日は無理だねって話していて(笑)

 

<島田選手>

1打で泣く予定でした。今日の感じでいうと3メートルなら8割の確率で決めていたので。

 

 

 

【Q】チームワークについてはいかがでしたか?

 

<新村選手>

今日はいっぱいケンカしました(笑)(島田選手の)ティショットが全然真っ直ぐ飛んでいなくて、残り3ホールで2回も残っていたんですよ。

 

<島田選手>

そのくらい荒れていて。ある意味助けてもらっていましたけど。

 

<新村選手>

というのも先週、急にドライバーを変えてきたんですよ。それはよくないよと言ったんですけど。案の定、曲げまくったという。それで僕が怒って(笑)

 

<島田選手>

逆に(新村選手は)アプローチがとにかくダメなんですよ。

 

<新村選手>

50ヤード以内とか距離感が合わなくて。研修生のときは毎日何百球と練習していたのに。1年もブランクがあるとやっぱりダメで。

 

<島田選手>

チップインイーグルのときも、先に打ってもらったんですけどグリーンに乗らず手前のラフだったんですよ。もうなにしてんのって(笑)

 

 

【Q】堂々の優勝でしたが、ダブルスは楽しめましたか?

 

<島田選手>

楽しかったので毎年出たいですよね。ダブルスに出ることで練習の仕方とか変えられるかもしれないので。

 

<新村選手>

僕はちょっとイップスになって競技が嫌になって研修生も辞めているので。あまりにもまわりのレベルが上がっていて、プロになっても稼げるかどうかわからないというのもあって。楽しい思いをしたくてエントリーしたので、今日は本当によかったです。

 

 

島田選手、新村選手、ありがとうございました。緩みのないナイスプレーで駆け抜けた18ホール。素晴らしい結果でしたね。2連覇も是非目指してください。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!