2022年6月28日(火)に三甲ゴルフ倶楽部で開催された第4回スクランブルゴルフ選手権2022ダブルス戦関西ブロック|決勝大会には、64組のペアがエントリー。出場チームのなかから、5組のペアにお話しを伺います。1組目は、「Katt@」の上地章久選手と田中友之選手です。
チーム戦で奇跡の15アンダー!全国決勝進出を果たした経験を強みに
【Q】スクランブルゴルフ選手権に参加されたきっかけをお聞かせください。
上地章久選手
もともとは、昨年のスクランブルゴルフ選手権のチーム戦に出場したんです。リベンジを兼ねた2回目の参加で、福岡で開催された全国決勝に進みました。結構面白くて、楽しい思いをさせてもらいました。ダブルス戦は、今年が初めての参加です。
田中友之選手
僕は、上地さんと一緒に昨年のチーム戦に参加したメンバーのひとりです。今回のダブルス戦は、チームのなかの先発隊みたいなもんかな…TOP2とまでは言わんけど(笑)。
上地章久選手
私は、高知県が拠点なんです。神戸には、月に一度か二度くらいのペースで、仕事も兼ねて来ています。田中さんとは、ゴルフを通じた親しい友人関係といったところですね。
田中友之選手
僕は、神戸に住んでいます。ホームコースの高室池ゴルフ倶楽部で、スクランブルゴルフ選手権ダブルス戦の予選があるからって、上地さんに誘われたんです。
上地章久選手
スクランブルゴルフ選手権は以前から知ってはいましたけど、自分のボールを打っていくわけじゃないのでもうひとつかなって思ってました。でも、昨年のチーム戦の予選ラウンドに参加してみたら、意外に面白かったです。その後の予選ラウンド2回目は、後半の15番が終った時点で15アンダーでした。結果はトップ通過で、そのまま全国大会に出場できましたね。ふたりで回るダブルス戦は、4人のチーム戦での気楽な感じとはまた違いますね。
田中友之選手
正直なところ、僕はほんとにゴルフが下手なんですよ。高室池ゴルフ倶楽部のメンバーになって、この6月でまる2年を迎えたところです。やっと月例とかに出だして、ガチでゴルフをやり始めたって感じかな。上地さんとは、3年前に西脇カントリーで初めてご一緒させていただきました。「なんてすごい人がこの世の中にはいるんやな」って感動したのをはっきりと覚えてます。
上地章久選手
ゴルフをする友人を通して知り合ったって感じですね。
田中友之選手
僕の友人がキャディのアルバイトをしてたゴルフ場だったので、運よくご一緒することになったんです。「すごい人がいるから紹介するわ」って…ほんとにその通りでした。今では、ゴルフはもちろん、公私ともに親しくおつきあいさせていただいています。
上地章久選手
私たちのチームは、トップアマばっかり集まったというメンバーではなく、ゴルフ友だち同士で和気あいあいとしています。一緒に回っていても楽しいですね。去年のチーム戦予選の15アンダーは「奇跡の15アンダー」って呼んでいます(笑)
今日のダブルス戦の前半はパー、バーディ、バーディ、とええ調子で続いたんですよ。「今日はいいスコアが出るな」って期待したけど、後半になると全然…。結局は、前半32で後半はイーブンだったので、68の4アンダーでした。グリーンが読み切れなかったかな。三甲ゴルフ倶楽部には、練習ラウドを兼ねてラウンドはしたんですけど、一度だけじゃ難しいですね。
仲間とともに和気あいあいとラウンドできる楽しさが一番の魅力
【Q】スクランブルゴルフ選手権の魅力についてお聞かせください。
上地章久選手
単純に、友人同士で和気あいあいとゴルフができますし。回っていて楽しいところです。一般的なアマチュアの公式戦とはまた違います。最近は、スクランブルの試合が増えてますよね。高知県でも、ゴルフ協会主催やゴルフ場が主催のスクランブル方式の試合が多くなってますよ。
田中友之選手
チーム戦は、4人のベストボールを選べますよね。僕なんか、ハマるところで活躍できれば、チームのなかでメッチャ存在感があがるというか。そんなときは、自分がなんかゴルフが上手になったような気がしますね(笑)。基本、すべてのホールがバーディ狙いですしね。普段のゴルフだったら、絶対にありえないです。
上地章久選手
個人的に、高知県の公式ダブルス戦とかにも出場していますけど、各ホールで、いい方のスコアをとるわけですよ。そうなると、結果的にはゴルフがうまい方のスコアが中心になるので、あまり面白くないんです。スクランブルゴルフは、その点が大きく違いますよね。それに、ショットをミスしたとしても、誰かにカバーしてもらえます。
田中友之選手
チーム戦ではひとり4ホール、ダブルス戦では、ひとり7ホールのティーショットを選択しなければならないルールですが、それも醍醐味のひとつだと思えます。
上地章久選手
チーム戦で15アンダー出したときは、普段100以上叩くメンバーがひとりいたんです。ティーショットをパーンって打ったらOB、つぎ打ってもOB(笑)。もう、あまりにもひどすぎて取るホールがなくてね。「どうしよう…」って思いながら回ってたわけです。結果的に、最終ホールでは、その人のティーショットを絶対取らなくてはならなくなりました。「右がOBで、左がセーフやから、思い切り左向いて打て!」って(笑)それが上手くいって、バーディフィニッシュでした。
田中友之選手
僕は、チーム戦に最初にでると決まった時は、正直なところすごく気が重かったです。前の日までは「下手をさらすのが嫌やな」って憂鬱でしたね。でも、いざラウンドしてみると、ひとホール目でバーディが取れたんです。その時の皆の盛り上がり方がすごかったです。「こんな楽しいゴルフがあるんや」って一瞬でハマりましたね。バーディラッシュで回れるなんて、自分のゴルフだったら絶対にありえないじゃないですか。
最初はチーム戦へのエントリーがおすすめ!
【Q】スクランブルゴルフ選手権に参加しようと思っている方にひと言お願いします。
上地章久選手
初めてスクランブルゴルフ選手権に出るのなら、チーム戦からがおすすめですね。仲間と一緒にワイワイ言いながら回れますから。ダブル戦は、知らないペアと組むので、初めてだと緊張するかもしれないですね。
田中友之選手
スクランブルはちょっと…って迷っている人ほど是非にでも出てほしいですね。僕の経験から言うと(笑)仮病使ってでも行くのはやめたいと思ってたのに、あんな楽しい体験ができたんですからね。
ありがとうございました。チーム戦で「奇跡の15アンダー」を出した経験を経て、ダブルス戦の初参戦に挑んだ「Katt@」。ゴルフを通して繋がった仲間たちとのラウンドが楽しくて仕方がない様子がうかがえました。これからもスクランブルゴルフ選手権で、仲間とともに実力を発揮してくださることでしょう。
執筆・撮影:Ikemoto