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ルール活用で好スコアを!スクランブルゴルフの「プレース方法」を理解しよう

スクランブルゴルフツアーに初出場する方は事前にルールを覚えておきましょう。いつものゴルフとはいろいろ異なるため、知識ゼロだと戸惑う場面がきっと出てくるはず。そこで今回は「プレース」について説明します。基本の「キ」みたいなルールですが、これを上手く活用することこそ好スコアへの近道です。

 

 

30センチと15センチ、許容範囲をムダにしないのがお得

普段のラウンドでもマークしてボールをピックアップ、再び置き直すことはよくありますよね。特にグリーン上ではボールを拭いたり、ラインを合わせたりと当たり前のようにやっているはずです。

 

 

これを「プレース」と言いますが、スクランブルゴルフではチームプレーならではのルールが加わります。

 

スクランブルゴルフはメンバー全員が同じ位置から打つことができます。その同じ位置に一定の許容範囲があり、具体的には下記のように定めています。

 

【セカンドショット以降、グリーンまで】
→ 後方半径30センチ以内にプレース

 

【グリーン上】
→ 後方半径15センチ以内にプレース

 

パッと見た感じで「結構動かせるよね」という印象ではないでしょうか。

 

そうなんです。

 

 

なんとなくすぐ近くに置いている方も多いのですが、上手いチームはこのルールを最大限に活用して好スコアを獲得しています。

 

許容範囲の中でなるべく打ちやすいポイントを見つけて、ナイスショットやナイスインにつなげましょう。

 

ちなみにフェアウェイとかラフの目印にはロングティーを使うのが一般的です。ただ夏のラフなど深いところではコンペで見るような小旗とかなにか目立つアイテムで対応するチームも少なくありません。グリーン上は普段使用しているマーカーで十分です。

 

 

ラフならラフでプレース、ライを変えないことが大前提

プレースについては許容範囲以外に大事なことがあります。

 

「ライを変えてはいけない」です。

 

フェアウェイならフェアウェイ、ラフならラフ、バンカーならバンカーというように同じライでプレースするのが大前提になります。

 

 

そりゃそうだと思う方がほとんどでしょうが、初参加のときなど都合よく解釈してしまうことも。

 

たとえばこんなシチュエーションでしょうか。

 

グリーンに乗ったものの約15メートルのロングパットを残してしまったので、後ろに15センチずらしてカラーからアプローチした方が上手くいきそうだとか。

 

もちろんダメです。

 

それがOKであればバンカーから出したり、フェアウェイに戻したりなんでもできちゃいますからね。

 

 

気持ちはわかりますがライを変えることなく、正々堂々とロングパットに挑みましょう。

 

プレースに関して気になることや不明なことはローカルルールあったりするため、競技委員に確認してください。

 

 

うっかりミス「マーク取っちゃう問題」はチームで解決

これはスクランブルゴルフビギナーあるあるなんですが、まだ打っていないメンバーがいるときは目印を取らないように注意しましょう。

 

目印がないとどこにプレースすればいいのかわからなくなります。

 

と、頭ではわかっていても普段のノリでやっちゃいそうになりますよね。その点、グリーン上は危険地帯なのかもしれません。マークを取ってからパッティングという流れが体に染みついているからです。

 

 

いつでもどこでも「マーク取っちゃダメだよ!」とひと声かけられるように、仲間の動きから目を離さないようにするのがチームプレーなりの安全策です。

 

うっかりミスを防ぐのにおすすめなのが試合当日の朝、練習グリーンでシミュレーションを済ませることです。2人なら2人、4人なら4人のパッティングルーティンを体感してからスタートしましょう。次に打つ人のためにマークは必ず残すこと。練習で数回繰り返せば本番でもスマートにこなせるのではないでしょうか。

 

 

スクランブルゴルフのプレース方法は慣れてしまえばどうってことありません。でも初参加や不慣れなうちは緊張もあって大事なことを忘れがちです。試合中に慌てないためにもチームメンバーとルールを再確認してからコースに出るように心がけてくださいね。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!