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ほぼパーオンのチーム戦に参加すればパターがきっと上手くなる

 

スクランブルゴルフ=楽しい。それは十分に伝わっていると思いますが、もう少しみなさんにフィードバックできる情報はないかとこれまでの試合の様子を思い出しながら、より具体的な参加メリットについて考えてみました。今回注目したのはグリーン上でのチームプレー。チーム戦に出ることでパターが上手くなるワケとは?

 

 

ほぼパーオンのチーム戦はチャンスの連続

スクランブルゴルフ、特にチーム戦ではビックリするような好スコアを出すことができます。70台どころか60台が普通レベル、入賞圏内の上位チームは50台というハイレベルなスコア争いを展開しています。

 

 

60台や50台のスコアを出せるということは、ほとんどのホールでバーディーチャンスを得ているわけで、実際にその多くを決めています。プレーの流れとしてはプロと同じか、トーナメントリーダー並みの上手さといえます。

 

パターを持つ前の段階に戻ると、ショットのパーオン率は非常に高く、4人いて4人とも外す方が難しいくらいかもしれません。

 

しいていえば距離のあるショートホールが鬼門になりやすいことでしょうか。今年、北海道で開催された日本スクランブルゴルフ選手権の全国決勝(ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)でも、その傾向が見られ長めのショートホールの2番(172ヤード)と12番(196ヤード)におけるバーディー獲得率は他と比べて明らかに低くなっています。また予選会ではボギーが記録されることも珍しくありません。

 

チーム戦ではコースなりの攻め方を意識しながら、取れるところで取りこぼさないことが好スコアを出すコツなのでしょう。と、上位チームのみなさんがおっしゃっていました。

 

 

試合に出れば出るほどゴルフスキルが向上する

そうこうしながら結果的に4人ともバーディーパットを打つことになりますが、一歩引いて考えるとなかなか貴重な体験だと思いませんか?

 

 

普段のラウンドでもバーディーチャンスは何度か訪れますが、スーパーショットのベタピンでもない限り、入ったらラッキーくらいの気持ちで打っていたりしませんか?ところがチーム戦では距離に関係なくバーディーチャンスは入れることが前提であって、4人の知恵と経験と実力のすべてを出し切るという強い意気込みが感じられます。

 

実際に方向や強さを修正したりラインを読み直したりして、少しずつ精度を上げていきますが、入った入らないの結果云々よりもこの過程に大きな価値があるような気がします。1試合で得られるパッティングの経験値は普段のそれと比べものにならないのでないかと。いや絶対に上手くなっているはずです。

 

ということで「パターが苦手で……」とお悩みの方ほどスクランブルゴルフ、できればチーム戦に参加してみませんか?

 

ただ楽しいだけでなく、参加するたびにゴルフが上手くなるのがスクランブルゴルフの隠れた魅力です。

 

付け加えるとすれば試合が終わったあと、もっと上手くなりたい、練習を頑張りたいと心の底から思えるようになるのも参加メリットのひとつ。と、残念ながら予選落ちしてしまったチームのみなさんがおっしゃっていました。

この記事を書いた人

田島光敏

ゴルフライフ株式会社の社長。競技ゴルフ好きだが、いつも予選落ち。競技ゴルフ会場で見かけた際は、声をかけてください。