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バーディーだけじゃない!スクランブルゴルフで体験できるエキサイティングプレーとは?

 

スクランブルゴルフ=バーディーというくらいスコアカードには好スコアの証である丸印が目立ちます。しかしバーディーをとれなくても十分楽しいのがチームプレー。そこで今回は実際に体験してみなければわからないスクランブルゴルフのエキサイティングプレーを紹介します。

 

 

チャンス到来!セカンドショットで大興奮

スコアメイクの要はセカンドショットにあると言っても過言ではありません。複数人がトライすればロングパットの成功率は確かに上がりますが、それでも5メートル以上は技術に加えて奇跡的ななにかが必要です。

 

 

つまり入らないものは2人いても4人いても入らないと。人数が多いとなんとなく入りそうな気がするだけです。

 

ということで、ショットで1ピン以内につけて8割強の期待とともにグリーンに歩み寄るのが望ましいと言えます。スクランブルゴルフのセカンドショットは通常のラウンドで言うところのショートホールみたいなイメージです。

 

みんなで同じところから打って、誰が一番ピンに寄せられるかを競い合う面白さがあります。ただチームプレーをマジメにやる場合は、なるべく早い段階でグリーンに乗せて、後はベタピンをねらうというのが正攻法。事前に役割分担を明確にしておきましょう。

 

そんな中で「近いじゃん!」というボールを1つでも打つことができれば、メンバー全員が大興奮。既にバーディーパットを沈めたかのように手を叩いての大喜びです。

 

実際にグリーンに上がってみて「結構あるね……」と状況を冷静に受け止めるのはいつものゴルフと同じかもしれませんが、それを入れようが外そうが1回でも多くエキサイティングした方がお得です。メンタルの浮き沈みが激しいスクランブルゴルフですが、仲間と一緒なら概ねプラス思考で前に進めます。

 

 

最終ホールの奇跡!ノルマをクリアした瞬間

ティーイングエリアでもエキサイティングシーンはよくあります。誰もが納得のナイスショットや衝撃的なロングドライブも確かに興奮しますが、やはり一番は最終ホールでノルマをクリアした瞬間だと思います。

 

 

ご存知かと思いますがティーショットには採用条件があり、ダブルス戦は1人最低7回、チーム戦は1人最低4回のノルマがあります。大詰めの最終ホールは誰のボールを採用してもOKというフリーな状態にしておくのが理想ですが、なかなかそうもいかないのがスクランブルゴルフ。遠くの安心よりも目先のバーディーで、距離が短い方を優先的に採用していった結果「ここ採るしかないじゃん……」と厳しい現実を叩きつけられることになります。

 

こういう土壇場でノルマをクリアしなければならないのは、当然といえば当然ですがショットの調子がよくない選手です。一方、他の選手は「飛ばさなくていい、フェアウェイにさえ置いてくれたら、いやラフでも十分、もはやOB以外ならなんでもいい」とまるでわが子の運動会デビューを見守るような心境です。

 

で、打ったボールが使える位置にあれば全員で万歳三唱。崖っぷちから見事生還してきた当該選手を囲んでのお祭り騒ぎになります。成長を目の当たりにして、大粒の涙が出るかもしれません。

 

 

耐えてこそ!パーセーブでエキサイティング

スクランブルゴルフでは可もなく不可もないパーという結果にも2通りあります。1つはなるべくしてなった普通のパー。ダブルス戦ならまずまずといった感じですが、チーム戦ならプラマイゼロではなく「落とした……」という印象のボギー扱いです。いずれにしてもエキサイティング要素はありません。

 

 

もう1つはピンチを乗り越えてのパー。いわゆるギリギリパーです。ティーショット、セカンドショットとミス連発の上、3打目勝負になったときこそチームワークの見せどころと言えます。

 

そんな興奮する場面で年に1度あるかどうかという、プロ並みのスーパーアプローチで激寄せしたときには筋肉痛になるくらいのガッツポーズが出るはずです。

 

 

山や谷を越えながら、みんなで耐え続けた末のパーセーブはバーディー以上の価値があるのではないでしょうか?

 

 

と、スクランブルゴルフでエキサイティングするプレーをまとめてきましたが、文章ではなかなか伝わらないと思うので、是非一度体験してみてください。きっと「あ、こんな声出るんだ」というほど興奮するはずです(笑)

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!