2023年9月7日(木)開催「2023北海道チームスクランブルゴルフ選手権 ブラッククラス 全国決勝」のレポートです。前日のホワイトクラスからコースを変えてのファイナル開催。全国各地から集まった飛距離自慢がその剛腕を披露しました。
昨年までニッポンハムレディスクラシックの舞台だった「桂ゴルフ倶楽部」が全国決勝の試合会場に。緑に輝くフェアウェイにもトーナメントコースのオーラが漂っていますね。
クラブハウス前のパッティンググリーンでは選手みなさんが最終調整に励んでいます。個々の練習はもちろんチームプレーのシミュレーションも行われているようです。
スタートホールがこちら。樹木のプレッシャーが強いですよね。わずかな木漏れ日に希望を感じていただければナイスショットにつながるかもしれません。
44チームによるチャンピオン争いがはじまりました。東西の予選を勝ち上がってきた精鋭メンバーが北のトーナメントコースに挑みます。
男性選手6,834ヤード、女性選手5,434ヤード。前日のホワイトクラスより総距離を伸ばして戦うのがブラッククラスです。
この距離についていろいろ聞いてみましたが、普段から個人戦によく出ている方はそれほど気にならないとか。一方で勝負のポイントになりそうなのがティショットの採用です。1人のときはまず考えることのない課題がゲームを面白くしています。
ブラッククラスの特徴として顕著なのが、女性選手をメンバーに入れているチームが多いことです。ロングホールだと男性と女性で100ヤードくらい離れているため、そこを考慮しての戦略なのかもしれませんね。エントリーの段階から勝つための計算がはじまっているわけです。
4人全員がティショットを打ち終えて18ホールの戦いに出発!
千歳基地が近いせいか上空では航空自衛隊の戦闘機が頻繁に飛んでいます。猛スピードで過ぎ去っていく機影を眺めながらプレーファストで前に進んでいきましょう。
コース上ではチーム同士の真剣勝負が繰り広げられています。ダブルス戦と違って相手が見えないため、スコアを伸ばし続けていないと安心できない心境になっているかと思います。
やはりブラッククラスはセカンドショットが遠く感じられます。この距離を制するチームが上位に顔を出すのではないでしょうか。あと空港と地続きなのでコースとしてはかなりフラットです。前日のブルックスとは感覚が違いますよね。
女性選手を含むチームはわりと前の方からグリーンをねらえます。ミックスチームならではの噛み合いでカップとの距離を短縮。
その結果のナイスバーディー!メンバー構成の工夫で攻め方のバリエーションが増えるのもチーム戦の魅力ですよね。
お昼が近づいてきたころにはグリーンが明るくなっていました。また真夏に戻ったかのようなまぶしさですが。
気温を確認してみたところ24℃とかなり快適です。思えば朝コースに着いたときは肌寒く、ようやく北海道らしさが出てきた今日このごろ。
そして後半戦へ。キャディ専用カートはタブレット付きのハイテク仕様です。こだわりギア満載で残り9ホールの戦いに出ます。
大きいターフを飛ばしながらチームに貢献。仲間の期待にこたえるナイスショット!
1打入魂のパッティング。チャンスは4回ありますが、同じ人が繰り返し打つわけではないためかんたんには入りません。力感と方向を共有しながらチームの精度を上げていきます。
10時くらいから風が強まってきています。体感で風速5~6メートルといったところ。番手選びにも悩みそうですね。
グリーン上には落ち葉が散乱していますが、後ろからのエールを受けてナイスインを。
アテストエリアへ。スコアチェックを正しく終えるまでが試合です。
結果は15アンダーをマークした「チーム・キャミコ」が優勝。バーディーに次ぐバーディー、攻撃的なゴルフで18ホールを駆け抜けました。おめでとうございます!
4日間に渡って開催された北海道シリーズも無事終了しました。心配していた台風の影響もなく、各大会で新チャンピオンの誕生を見届けることができました。また来年にお会いしましょう!
<試合結果はこちら>
https://athlete.golf-l.jp/conventions/380/event/22074