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【大会レポート|優勝ペア編】2021全日本企業対抗スクランブルゴルフ選手権 ダブルス戦 全国決勝

2021年11月23日(火祝)開催「2021全日本企業対抗スクランブルゴルフ選手権 ダブルス戦 全国決勝」の優勝ペアインタビューです。優勝したのは「株式会社 日本都市」大原俊弘選手、大坪純一選手。コースに吹き荒れる強風さえも味方につけ、トータル68ストローク(OUT34、IN34)でチャンピオントロフィーを手にしました。

 

 

ゴルフで士気向上を図る!競技参加にも積極的な企業チーム

【Q】試合を振り返る前に会社のご紹介をお願いします。

 

<大原選手>
チーム名にもなっている「株式会社 日本都市」は今から21年前に3人で道路の白線工事からスタートした会社です。その後、舗装工事やTimes24というコインパーキングなど事業を拡大していき、現在では関連企業13社を持つ大きな会社に成長しました。

 

 

【Q】ゴルフはお仕事にも役立っていますか?

 

<大原選手>
趣味だけではなく、お客さんにゴルフ好きな社長さんが多いため営業ツールとしても活用しています。また社員と一緒に千葉県の企業対抗に出場したりと、ゴルフで士気を上げて親睦を図ろうという目的もあります。

 

<大坪選手>
大会に出るときは選手選考もやっているんですよ。

 

<大原選手>
私たちはシードですが(笑)

 

 

同組ペアは仮想ライバル!引っ張られながらも最終ホールで大逆転

【Q】今日のプレーを振り返ってみていかがですか?

 

<大坪選手>
今日のコンディションを考えると、ボギー1個というのはよく耐えた方だと思います。そのボギーの次がバーディーだったので精神的にはかなり楽になりました。同組のペアがすごく上手な方々で、すごく引っ張ってもらいました。結果的には最終ホールのチップインバーディーがすべてでしょうか。

 

 

<大原選手>
まとめると今日の勝因は強風です。風でみなさんがスコアを伸ばせなかった中、僕らがたまたま勝てたということで。

 

 

【Q】やはり上手いペアと一緒だとスコアもよくなりますか?

 

<大原選手>
それはそうですね。試合慣れしていない方も大会に出てきますが、つい面倒を見たくなっちゃうんですよね。「大丈夫だから」とか「諦めないで頑張って」とか声をかけたり。本来は自分のプレーに集中するべきなのですが。だから今日みたいに相手に引っ張られる感じで「最後に逆転してやろう!」というしたたかな気持ちがあった方がいいのかなと。

 

 

<大原選手>
前半はともに2アンダー。後半は相手ペアが先に2アンダーになり、うちが1アンダーで1打差がつきました。最終ホールでわれわれがバーディーで向こうがボギーになって、土壇場で逆転できたんですよ。

 

 

<大坪選手>
最後に採用したのはグリーン上ではなく外したボール。アプローチを選んでもパーにできるだろうと思っていました。そして「入れます!」と言って打ったボールがまさか本当に入るとは(笑)

 

 

アプローチに自信あり!パットの打順を変えたら成績が上がった

【Q】風が強い一日でしたがなにか対策は?

 

<大原選手>
アゲインストのときはしっかりフェアウェイキープしたかったため、ドライバーを持たずスプーンで打っていました。次に大坪さんがドライバーで打つというパターンが今日は4回くらいあったかと思います。

 

 

<大坪選手>
アマチュアで風対策なんか無理です(笑)ただアプローチはそれなりに自信があって。バンカーにさえ入れなければアプローチでなんとかするというのが基本的な考え方です。

 

 

【Q】グリーン上での戦略は?

 

<大原選手>
グリーンは大坪さんが先に打つというルール付けをしていて。大坪さんの方が上手にラインを判断してくれるので。とにかく野生の勘がすごいんですよ(笑)左利きと右利きの違いはありますが、大坪さんのファーストパットがすごく重要なチームなんです。最初のころは逆でしたけど。

 

 

<大坪選手>
あるときに私が2番目に打つと必ずショートするということが判明して(笑)打順を変えてからは成績も上がっていきましたね。

 

 

ボギーをゼロに!試合に出るごとに優勝できるような実力を身に付けたい

【Q】これから出ようという人たちになにかアドバイスを。

 

<大原選手>
やはり場数だと思うのでたくさん試合に参加して経験を積むことが一番じゃないでしょうか。悔しい思いもしないと上達につながらないので。続けていればいつか勝てると信じることが大切です。

 

<大坪選手>
出ないことには予選落ちも予選通過もないですからね。最初は誰もが初心者ですから。回を重ねながらその場の雰囲気に慣れてきて、いずれ普段通りのプレーができるようなると。チームメイトが大きなミスをしたときはゲラゲラ笑って、次に自分がナイスショットできるようなメンタルは必要ですよね。ダメならダメでいいじゃないですか(笑)

 

 

【Q】今後の目標は?

 

<大坪選手>
今までのベストが6アンダー。18ホール回ると1個や2個は必ずボギーがあるんですよね。まずはそれを消さないと。バーディーは時の運もありますけど、ボギーを打たないのは実力ですから。スコア的には8~9アンダー、半分をアンダーにできれば上出来だと思います。

 

 

<大原選手>
ボギー大嫌いなんですよ(笑)

 

<大坪選手>
引き続きゴルフライフさんの大会にもお世話になりたいですし、出るごとに優勝できるような実力を身に付けたいと思います。

 

 

大原選手、大坪選手、あらためて優勝おめでとうございます。今回が初優勝かと思っていましたが、実は取材後半で全大会の成績上位チームのみが出場権を得るインビテーショナル大会「2020 ScrambleGolf Tour Championship Kings Cup」のタイトルホルダーであることがわかり……。リサーチ不足、大変失礼しました。ということで実力派ペアのさらなる活躍に期待しています!

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!