2025年11月21日（金）開催「2025いい夫婦ペアスクランブルゴルフ選手権 スクラッチ戦 Finalステージ」にて見事優勝した「ニックボン」宮島あゆみ選手、宮島一馬選手のインタュー記事です。悪天候にも関わらず大会初の2連覇達成。V2チャンピオンが語る好スコアのコツとは？

ティショットの不調で前半パープレーと連覇に赤信号！？

【Q】シード権での出場でしたが、いつ石川県に来られましたか？

＜宮島あゆみ選手＞

昨日の夜、こっちに着きました。

＜宮島一馬選手＞

連ランもなにもしていなくて。

＜宮島あゆみ選手＞

そもそもずっと練習ラウンドをしてこなかったんですよ。普段は個々に鍛錬しているという感じで。

【Q】去年と同じ会場での全国決勝でしたが、あらためてコースの印象を。

＜宮島一馬選手＞

やっぱり難しいですよね。

＜宮島あゆみ選手＞

砲台グリーンなので特にセカンドが。

＜宮島一馬選手＞

僕らは長野県なので標高が高いところでやると飛ぶんですよね。でもここはすぐ近くに海があるし、風がすごく影響してきますよね。だから思った以上に飛ばなくて。

【Q】OUTスタートの前半はパープレーと苦しんだようですが。

＜宮島あゆみ選手＞

苦しかったですね。耐えて耐えてのパーとか。

＜宮島一馬選手＞

そうだよね。ボギーになりそうなピンチは全部で3回あったのかな。

＜宮島あゆみ選手＞

せめてアンダーで回りたかったですね。前半はティショットが全然ダメで。

【Q】ティショットの選択を見ると、宮島一馬選手は前半1つだけですよね？

＜宮島あゆみ選手＞

もう曲がっちゃって。

＜宮島一馬選手＞

ことごとく右に行っていたから。

＜宮島あゆみ選手＞

だから後半はもう1人で回っていると思ってやってと言っていて（笑）

＜宮島一馬選手＞

残り9ホールで6個採らなきゃいけないというのは正直キツいですよ（笑）

＜宮島あゆみ選手＞

もう優勝は無理だなと思って。

後半は勝負強さを発揮！連続バーディーで流れが変わった

【Q】どの辺りから本来の調子が戻ってきましたか？

＜宮島一馬選手＞

レストランでごはんを食べながら今年はダメだねって話をしていたんですけど、コースに出たら10番でバーディーが獲れたんですよ。そこから流れが来たという感じで。

＜宮島あゆみ選手＞

やっぱりダブルスって流れだよね。来ないときは全然来ないというか。

【Q】後半はなんと5バーディーの猛攻でしたが。

＜宮島あゆみ選手＞

スタートと次が連続バーディーで。あと16番と17番のバーディーは大きかったですね。

＜宮島一馬選手＞

17番はショートなんですが、ティショットもパターも家内が全部1人でやってくれました。僕はなにもしていなくて（笑）

＜宮島あゆみ選手＞

ただ、もう１つのショートは2メートルくらいを2人で外していて。

＜宮島一馬選手＞

今日は一番近いバーディーパットが入らなかったんだよね。

【Q】そんな中、最終18番に試練があったみたいですね。

＜宮島一馬選手＞

めちゃめちゃピンチだったんですよ。パーパットが上からの5メートルで。先に家内が打って入らなくて。

＜宮島あゆみ選手＞

もう真っ直ぐだなって言って。決めたときはもうガッツポーズしちゃって、バーディーじゃないのに（笑）

【Q】普段はどのようなゴルフライフを。

＜宮島あゆみ選手＞

主人はずっと競技をやっていて今年も県アマを獲ったりしていて。私は出産と育児でずっとゴルフをやっていなくて、はじめたのがここ10年くらいなんですよ。そのころからダブルスもやっていて楽しかったんですけど、全然いいスコアが出なくて。で、私がちょっとまともになってきたというか。

＜宮島一馬選手＞

本当にそうだよね。前はあゆみのティショットをいつ採るのか悩んでいたのに、今はもう逆転しちゃって（笑）

＜宮島あゆみ選手＞

今はプライベートでのラウンドはほとんどなく試合中心になっていて。たぶん年間70ラウンドくらいだと思います。

＜宮島一馬選手＞

長野だと冬はクローズになっちゃうし。

【Q】見事2連覇達成ですが、好スコアのためのコツを教えてください。

＜宮島あゆみ選手＞

コツでいうとボールの選択は大事だと思います。近ければいいというわけではないので。距離が残っていてもなるべくフェアウェイから打つようにしないと。昔は私たちもよく失敗していましたけど（笑）

宮島あゆみ選手、宮島一馬選手、優勝おめでとうございます。パープレーから逆転Vは圧巻でした。次回、徳島での3連覇達成も大いに期待しています！