2025年9月8日(月)開催「第7回日本スクランブルゴルフ選手権2025 ダブルス戦 全国決勝」に出場した「関ケ原3馬鹿」伊藤功巳選手、日比野敬選手のインタビュー記事です。6大会連続出場、優勝経験もある決勝常連ペア。今年はいつもと違う事情があったようですが、その結果は?
はじめての予選落ち!?意地の繰り上がりで関ヶ原から北海道へ
【Q】この大会にはいつから参加されていますか?
<伊藤選手>
第2回大会からずっと出ています。
<日比野選手>
僕らはその最初の年に優勝していて。
<伊藤選手>
そのときはシニアじゃなかったので後ろのティから回っていました。
【Q】ダブルスに出たきっかけはなんでしょうか?
<日比野選手>
まわりの人たちが先に出ていて、じゃあ僕らもやってみようかと。
<伊藤選手>
さらにいろいろ調べて北海道に行けるならいいじゃんと思って。
<日比野選手>
優勝したときは最初の予選を通ったらすぐに全国決勝だったんですよ。それから回を重ねるごとに上手な方が増えてきて、僕らは年老いてきて(笑)
<伊藤選手>
確かにレベルは上がりましたよね。
【Q】チーム名に「関ヶ原」とあるので岐阜からお越しですか?
<伊藤選手>
ええ、岐阜の関ケ原カントリークラブの仲間です。もう一人仲のいいメンバーがいるんですけど、合わせて3馬鹿と。同年代の3人からスタートして、チーム戦ではさらに4馬鹿として出ています。馬鹿がまだいるんです(笑)
【Q】過去に優勝していますが、今日の目標は?
<伊藤選手>
小樽でもそうでしたが、普通にやっていれば6アンダーはできていたので前後半3つずつをとりあえずの目標にしていました。
<日比野選手>
優勝するなら8アンダーが必要なのかと。もし9アンダーが出たら確実に優勝。10アンダーは出ないと思っていました。
<伊藤選手>
今回は優勝とか考えていなかったですけど(笑)
<日比野選手>
手術したりとかいろいろあって、僕がしばらくゴルフをやっていなかったので。繰り上げ出場ですからね。ずっと出ていて、今年はじめて予選落ちしたんですよ。
お互いにいいところを見せようといつも以上に振ってしまう
【Q】そんな事情がある中、前半のスコアは2アンダーでした。
<伊藤選手>
もうひとつ行きたかったですよね。3つなら後半も頑張ろうという感じだったんですけど。
<日比野選手>
わりといいところにつけていたんですけど、入らず入らずが続いて。
<伊藤選手>
1ピンちょいとかそんなに切れないラインだったけど、微妙に切れたりして入らない。
<日比野選手>
後半に入ってもやっぱアカンねーと(笑)
【Q】パターの打順はどうしていましたか?
<伊藤選手>
基本的に(日比野選手に)先に打ってもらって僕があとで。
<日比野選手>
ゴルフをちゃんとやっていたときは、アマチュアの中で一番上手いんじゃないかと思っていたんですよ。どんなに長い距離でも自分の感覚で決めたら、しっかりそこに打てていたので。
<伊藤選手>
だから乗れば入れてくれると思っていたんですけど。
<日比野選手>
僕が先に打つ理由はラインが見えたときに迷いが生じてしまうからで。
<伊藤選手>
ま、ゴルフはブランクがあると下手になりますよ(笑)予選のときもずっとアカンアカンって言っていて。だから「ちゃんと練習して」と。
【Q】最後のボギーはもったいなかったですね。
<伊藤選手>
3メートルくらいのバーディーパットを決められず、その次もダメで3パット。2人で短いのを外してしまって。ある意味、記憶に残るボギーですよ(笑)
<日比野選手>
あんなのは本当にはじめてだと思います。
<伊藤選手>
もう優勝にも絡まないし、気が抜けてしまったのかと。
<日比野選手>
頑張って4アンダーにしたところでなにもないから(笑)
【Q】毎年出ていただいていますが、その中で気づいたスクランブルゴルフの難しさは?
<伊藤選手>
どうしてもお互いにいいところを見せようとするので。特にティショットが個人戦より飛ばそうとして振っちゃいますよね。いつも以上に。だからこの試合のあとに個人戦に出るとおかしなことになっちゃって。
【Q】今後の計画はなにかありますか?
<日比野選手>
また元気にゴルフをやれるように、ね(笑)
<伊藤選手>
これをきっかけにまた楽しんでやってもらえれば。僕は基本的に日比野さんとのペアだと思っていますから。できれば普段のゴルフにも来てもらえると嬉しいんですけど。
伊藤選手、日比野選手、ありがとうございました。本調子ではなかったようですが、繰り上がりとはいえ全国決勝に来るところはこの大会との良縁を感じました。2回目の優勝にも期待しています。