一生に一度あるかないかというホールインワンはゴルファーの夢ですよね。ただあまりにも縁がなさすぎて、宝くじで数億円当たる方が早いような気もします。そんな銀河のはるか彼方にあるホールインワンですが、スクランブルゴルフなら早期達成を実現できるかもしれません。ただし入るか入らないかはチーム次第です。
半世紀で1回出るかどうかという超激レアなゴルフガチャ
ホールインワンの確率は概ね1万分の1とも言われています。この数字を使ってシミュレーションするとコースにショートホールは4つあるため、2,500ラウンドで1回入る計算です。
週1回ペースでコースに行く場合、1年で52ラウンドですから(2,500÷52の)48年間、約半世紀のうちに1回ホールインワンできるかもしれないということになります
もちろん腕を磨いてラウンドの頻度を上げれば5千分の1とか3千分の1とか可能性は高くなります。プロの試合でホールインワン達成のニュースをよく耳にしますが、技術×打数で入る確率も上がるわけです。
ちなみに2011年のリゾートトラスト・レディースで有村知恵プロがホールインワンとアルバトロスを同日に達成しています。そのときの確率は「2万9600年に1度」だとか。当の有村プロも「怖いとしか……」とコメントを残すなど、天文学的な数字とともにビッグな話題となりました。
そう聞くと他人事のように感じるかもしれませんが、夢のまた夢のホールインワンを意図的に引き寄せられるのがスクランブルゴルフです。
1人目のグッジョブでホールインワンの確率を上げよう
スクランブルゴルフは仲間と一緒に好スコアを目指すラウンドスタイルです。いわゆるベストボール方式なのでパーオンからのバーディチャンスなど、1人のときには叶わないプロっぽいシーンが続きます。
特にチーム戦は4人で協力しながらのチームプレーです。ティショットはもちろん、セカンドもパッティングも1回ナイスプレーが出ればOKなので「チャンスが4回ある」というイメージになります。だからといってホールインワンの確率が4倍になるわけではありません。チームとしては4倍とも言えますが、個人の確率は変わらず一生に一回あるかどうかのままです。
ただ戦略的にホールインワンを引き寄せることは可能です。普段のラウンドだとショートホールってなんとなくピンをねらっていることが多いですよね。でもスクランブルゴルフのチーム戦では4者4様の役割意識が欠かせません。
試合に出ている方はご存知かと思いますが、1人目のショットがとにかく大事です。最初に打つ選手は私欲を捨てて仲間のために貢献するのがチーム戦のセオリーになります。
まずはグリーンに乗せることで、遠くてもいいからバーディーパットを打てる状況をつくりましょう。すると2人目はもう少しピンに寄せよう、3人目はベタピンにしよう、4人目は直接入れちゃおうと理想的な攻め方ができます。
また風向きの判断、番手選びなど4人で答え合わせが可能なのもチーム戦の大きな強みです。
プレッシャーから解放された誰かが奇跡を見せてくれる
1人目のボールがグリーン上にあればシンプルに精神的な負担が軽くなります。乗せなきゃというプレッシャーから解放されて、寄せてやる、入れてやるとポジティブに前方のグリーンと向き合うことができます。
逆に変な力が入って大ダフリするパターンもあるため、こういう場面になったときほど一旦深呼吸しましょう。ナイスショットはいつも通りのルーティン、いつも通りのスイングから生まれます。結局のところ平常心がベストということでしょうか。
実際にスクランブルゴルフツアーの試合では結構な数のホールインワンが出ています。
もちろんプロトーナメントの比ではありませんが、予選でも決勝でも一生に一度というほど遠い存在ではなかったりします。
まだホールインワンを達成したことがないというみなさん、スクランブルゴルフツアーなら「エッ!ウソ!マジ!」みたいな感じで幸運が巡ってくるかもしれません。試合に出場して一生に一度という夢を叶えましょう!