スクランブルゴルフツアーにチームとして参加する以上、代表者が必要になります。名義上の代表者だけでなく、チームを引っ張る重要な役割も担わなければなりません。代表者というよりキャプテンです。エントリーから試合終了まで、キャプテンの仕事とはどんなものなのでしょうか?
誘った人がそのままキャプテンに就任
過去を振り返るとキャプテンと名がつく人には、大空翼、ハーロック、80年代アイドルのバックダンサーなど、そうそうたるキャラクターが揃っています。それぞれサッカー全国大会で優勝し、宇宙海賊として名を轟かせ、センチメンタルジャーニーをアシストするという偉業の成し遂げており、キャプテン=すごい人であることは言うまでもありません。
スクランブルゴルフツアーにおけるキャプテンの仕事は、エントリーすることからはじまります。そもそもエントリーする前にメンバーを招集し、チーム名を決めなければなりません。つまり「スクランブルゴルフに出ようぜ!」と言い出した人、誘った人がそのままキャプテン就任というケースがほとんどで、本人にその自覚がないまま大会当日を迎えることも少なからずあります(笑)
「俺、キャプテンなの?」
この疑問はスクランブルゴルフツアーあるあるです。
それはさておき、エントリーしようと思った時点でメンバーはほぼ頭に浮かんでいるでしょうから、続いてチーム名を考えます。これが意外と悩むようで、ストレート系(自ずと決まる)、ストロング系(上位を目指す)、エンタメ系(大喜利を楽しむ)のいずれかに分類される中で、これだ!と思うものを記入してエントリーします。
その後はスケジュールを確認したり、事務局からの連絡を受けたり、メンバーに連絡を回したりといった基本的なことができればOK。特にマメである必要はありません。ただ、チームの結束を強めるために、ミーティングや練習会(という名の飲み会)を行うことは重要です。本番に向けて、じわじわとキャプテン感を出していきましょう。
また会場要綱と組み合わせ表には必ず目を通しておいてください。重要なことが記載されているだけでなく、読めばモチベーションもアップします。
迅速な判断と指示、ムードメーカーとして
そして迎えた大会当日、キャプテンとしてチームを引っ張り、目標を達成する日です。
これまで多くのキャプテンに話を聞いてきた経験からわかったのは、やはり強いチームには確かな考えや戦略があって、ひとことで言うとコレです。
「NO PLAN, NO BIRDIE」
コースをよく知っていていればなおいいのですが、たとえ初ラウンドでも戦略があるとないのとでは結果が変わってきます。出たとこ勝負ではホールごとに一喜一憂が続き、全体でスコアをまとめることはできません。
主なポイントは3つです。攻めるホールと守るホールの選別、打順の決定、ボール(特にティーショット)の採用判断。これらは事前に決めつつ、状況に応じて変えていく必要があり、キャプテンとしての手腕が最も問われる部分です。
さらに決断と指示をスピーディーに行うことも大切で、進行を遅らせないようにしなければなりません。ハーフ2時間15分だと、腕組みして考えている余裕はなく「こういうときはこうする」という引き出しをいくつか持っておいた方が有利です。
たまに声の大きいキャディさんがキャプテン化している“言いなりチーム”を見かけますが、どんなにグダグダになっても主体性だけは失わないようにしましょう(笑)
最後にキャプテンとして忘れてはならない仕事をひとつ。
雰囲気を盛り上げること。
他にムードメーカーがいなければ、チームの志気を高めたり、凹んだメンバーを励ましたりするのもキャプテンの役割です。名実ともに立派なキャプテンを目指してください。