2022年6月17日（金）に小野東洋ゴルフ倶楽部で開催された第4回日本スクランブルゴルフ選手権2022チーム戦関西ブロック決勝大会には、各地区の予選を勝ち抜いた40組のチームがエントリー。全国決勝大会開催の地「北海道クラッシックゴルフクラブ」を目指して熱戦を繰り広げました。出場チームのなかから、6組のチームにお話しを伺います。2組目は、「グランディ」の土井亮選手、杉本旬平選手、中川康幸選手、山口大輔選手です。

 

4人で行ったゴルフリゾートでのプレーをきっかけに参戦

【Q】スクランブルゴルフ選手権に参加されたきっかけをお聞かせください

中川康幸選手

静岡県浜松市の「グランディ浜名湖」というゴルフリゾートに、4人で泊りがけで遊びに行ったんです。4人でのラウンドが楽しかったこともあり、一緒にスクランブル競技チーム戦に出てみようって話がまとまりました。

 

すぐに、関西で開催される予定のスクランブルゴルフ選手権を探して、チーム戦にエントリーしました。ちなみに、グランディ浜名湖で最初に参加を思いついたので「グランディ」をチーム名にしています。とても安直な名づけですが(笑)

 

土井亮選手

予選は高室池ゴルフ倶楽部です。予選の前に、「試合の前に練習しとこうや」って4人で練習ラウンドに行きました。でも、スコアはワンアンダーでさんざんでしたね。まさにボロボロですわ。

 

杉本旬平選手

大雨だったんですけどね。あまりのスコアに、「僕らチームワーク悪くない？」ってことに。

 

土井亮選手

練習ラウンドの結果を受けて、ちゃんと戦略を立てていこうって話になりました。たとえば、このホールまでに各自がティーショットの選択を一回は終わらせとくとかですね。その戦略が、まあまあきっちりハマって、予選は無事に通過できました。

 

中川康幸選手

予選では、亮くんのパターが結構入って「俺がMVPや！」って自己アピールしてましたけどね(笑)

 

土井亮選手

今日のパターはイマイチでしたね。まあ、目立ってればいいんですよ。僕は、ついつい個人プレーに走りがちなんです。いつも諸先輩方にたしなめられてますね。スクランブルゴルフ選手権チーム戦では、チームプレーに徹するようにしています。チームワークが大事やなってつくづく思えますね。

 

 

チームだからこそ狙えるハイスコアが一番の魅力

【Q】スクランブルゴルフならではの魅力についてお聞かせください

山口大輔選手

普段4人でラウンドしている時は、対個人になるので自分だけのことを考えがちです。スクランブルゴルフ選手権はチーム戦なので、先に誰が打つかなど、皆の動きを考えながらプレーします。普通のゴルフではありえないので、それが楽しいです。

 

土井亮選手

グリーン上では、4人が同じ場所から打つのですごく勉強にもなりますね。4人目が最後まで残ることはないに越したことはありませんが(笑)

 

杉本旬平選手

ミドルホールが400ヤード超えてても、チーム戦なら軽々バーディ取れたりもしますからね。やっぱ嬉しいですよね。個人やったら、400ヤード超えはやっとこさパーですから。スクランブルゴルフならではの醍醐味だし魅力だと思います。

 

山口大輔選手

最近のスクランブルゴルフ選手権は、ハイレベルになってきてるなって感じます。決勝になると、13アンダーとか出してきてるからね。以前、他のチームで参加したときは、そうでもなかったけど。なかには、東北福祉大のゴルフ部だったって選手なんかもいるみたいだし…。

 

土井亮選手

個人戦では絶対歯が立たないレベルだけど、チーム戦なら同じ土俵に立てるというのも面白いですね。逆に、まるでプロみたいな選手に勝ちたいって闘志がわいてきます。チーム戦でのスコアもわずか3打差ってこともあるから、勝てないわけじゃないしね。

 

 

チームの目標スコアを決めると達成感を味わえる！

【Q】スクランブルゴルフに参加したい方に向けてのおすすめポイントをお願いします

土井亮選手

とにかく、「出てみたら」って言いたいですね。スコア叩いてもいいから、仲間と一緒に出たらいいと思います。

 

山口大輔選手

予選通る通らないにかかわらず、自分たちの目標スコア決めて出ると楽しいですよ。たとえば、８アンダーを目標にして、達成出来たら嬉しいですからね。

 

杉本旬平選手

普段のゴルフの時は、バーディ取ってもグータッチなんかしてくれへんもんな。

 

土井亮選手

敵ですもん(笑)おいおいって無視ですわ。バーディ入りそうになったら「やめろ！」って感じ。でも、スクランブルゴルフは、若い子には受けそうな気がしますけどね。クラブ競技みたいに敷居も高くない試合だし、ルールも覚えられるしね。

 

山口大輔選手

レベルの高くない試合も増やしてあげればいいのにとも思いますね。ビギナーでも気軽に参加できるようにすれば、もっと参加者が増えるんじゃないかな。

 

中川康幸選手

実は、4人のなかでは、僕が一番飛ばないんですよ。いつも、ホームコースの小野東洋ゴルフ倶楽部でラウンドしてるんですけど、見える景色が全く違います。セカンドショットで打つクラブは自分の中でだいたい決まっていますが、皆さんのボールを選ぶと、今までと違う番手のクラブを持ってる自分がいます。「あれ？いつもならウッドなのに、アイアンやん」って(笑)

 

土井亮選手

スクランブルゴルフって、アドレナリンが出るんじゃないかなぁ。飛距離も含めて自分のチカラ以上のものを発揮できてる気がします。練習にも熱心にいくようになったしね。杉本さんも、スクランブルに出なければ練習行かないでしょ？

 

杉本旬平選手

行かへん (笑)3週間前にグランディアから帰って今日まで3,000球ぐらいは打ってますね。ほぼほぼ毎日練習です。

ありがとうございました。スクランブルゴルフ選手権への参加をきっかけに、ゴルフに対する取り組みが変わったと楽しそうに語ってくださった「グランディア」アドレナリンを全開にして、仲間とともに戦いに挑んでください。

 

 

執筆・撮影：Ikemoto