2022年3月8日(火)開催「第1回日本プロアマダブルススクランブルゴルフ選手権 全国決勝」に出場した「俺に任せろ」星野英正プロ、阪幸樹選手のインタビュー記事です。YouTubeチャンネルと同じチーム名でのエントリー。全国決勝の試合直後にプレーの感想をいただきました。
超一流のプロがいるという安心感とミスしたときの責任感
【Q】阪選手と組むことは最初から決めていましたか?
<星野プロ>
試合なのでやっぱり勝ちたいと思って幸樹を誘いました。彼は僕が教えていて関西では敵なしなので、これは幸樹と組めば勝てるなという雰囲気で。とりあえず自分の周りの強いアマチュアといえば彼しかいないなと。
【Q】阪選手は誘われたときどう思われましたか?
<阪選手>
誘っていただいたことはすごく嬉しくて。僕とだったらダブルスに出てもいいと思ってもらえることもそうですが、日頃教えていただいていることにも感謝しながら頑張ろうというつもりでお返事しました。
【Q】実際に星野プロと一緒に回ってみていかがでしたか?
<阪選手>
毎ホール僕が先に打っていたんですけど、ミスしても超一流のプロゴルファーがいるという安心感がありましたね。
<星野プロ>
幸樹は俺が後ろにいてくれるから安心できると。だからこそ先に打たせて、曲がらなければ曲がらないで逆に俺が安心できるじゃないですか。ただそこで曲げちゃったとき、俺が集中して絶対にフェアウェイに置かなければダメだと。
下がり続けるテンションの中で打順を変えてリズム感に変化を
【Q】今日の目標スコアは?
<星野プロ>
10アンダーくらいは出したかったですね。
【Q】プレー中、どんなことに注意しながらプレーしていましたか?
<星野プロ>
2人ともミスショットをしてしまうとテンションが下がって、それを繰り返すとどんどん落ちていくだけなので、いいショットもいいパットもできないし。負のオーラの中でプレーしているというか。だからよく考えてリズム感を変えなければならず、順番を入れ替えてみたりして。
【Q】打順を変えてみてどうでしたか?
<星野プロ>
予選のときは(阪選手が)全部先に打っていたけど、今日は午前中がひどかったから、後半やり方を変えてパターなんかも俺が先に打って。流れはちょっと変わったよね。
【Q】阪選手はスクランブルゴルフの難しいところなど気づいた点はありましたか?
<阪選手>
スクランブルゴルフの難しさはやはり気持ちの問題ですよね。一人でゴルフしているときは自分しか頑張れないし、林に入れたらボギーばかりになるので。攻めていかないとダメという、2人だからこそ難しいというのもあります。
プロアマダブルスはやる価値がある新しい感覚の試合形式
【Q】他のダブルス戦では支え合うというイメージですが、プロアマだと少し違うものですか?
<阪選手>
僕は信頼しきっているので、今日の後半でも星野プロが先で僕が後に打つんですけど。万が一、星野プロがパターを外しても、ミスというよりイメージを残してくれるので僕が入れることもできたりするわけです。
<星野プロ>
支え合うという感じではないかな。信頼されているというのもわかるし、引っ張っていかないといけないなと思いながらも、今日なんかは俺が調子悪くて(笑)逆に足を引っ張っちゃっているというか、そのテンションで進めているから上位には行けないよね。いいショットがパンパンと出て、どっちにしようかとボールを選んで、パットも先にポンと入ればリズム感がいいじゃないですか。そうすると次のホールもまたいいんですよ。
【Q】こういうプロとアマがペアを組む試合の開催についてどう思われますか?
<星野プロ>
やる価値はすごくある。ゴルフって個人競技じゃないですか。だけど一緒に回るパートナーがいて団体競技のような感じがあって。個人競技としてやっているアスリートとは違う気持ちでゴルフをしないとダメだなという新しい感覚なんですよ。
星野プロ、阪選手、ありがとうございました。確かに流れを変えるという意味ではシングルス戦より難しいのかもしれませんね。またここには掲載しきれないコメントもたくさんいただきましたが、次回の参考にさせていただきます。引き続き、よろしくお願いします!