2022年3月8日(火)開催「第1回日本プロアマダブルススクランブルゴルフ選手権 全国決勝」の優勝ペアインタビューです。見事優勝したのは「チームたけちゃんマン」竹内寿樹プロ、大島勝選手。勝負どころの16~18番で3連続バーティーを決めて、初代チャンピオンペアの座を獲得しました。
プロもアマチュアも楽しめるスクランブルゴルフ競技大会に初参戦
【Q】仲良さそうな雰囲気ですが、師弟というよりお友達に近い関係ですか?
<竹内プロ>
そうですね、もう付き合いも長いですし。
<大島選手>
20年くらいですかね。
【Q】大島選手はシングルス戦にもよく出ていますか?
<大島選手>
はい、関東月例や関東アマとか。実績でいうと日刊アマの関東大会は2連覇しています。一昨年の社会人アマは全国4位でした。
【Q】今大会への参加を誘ったのはどちらからですか?
<大島選手>
もともと僕がスクランブルゴルフツアーによく出ていて、プロが参加できる大会ができたことを知り、(竹内プロとは)いつも一緒にやっているので「お願いします!」と。それで「やりましょう!」となって盛り上がりました。
【Q】出るとしたらこのコンビと決めていましたか?
<大島選手>
そうです、無条件で。
<竹内プロ>
クビにならなければ(笑)
【Q】お2人で試合に出るのはこの大会がはじめてですか?
<大島選手>
スクランブルはなかったですね。
<竹内プロ>
はじめてですね。プロにとってもアマチュアにとってもこういう機会はなかなかないと思うのですごく楽しいです。もっとたくさん開催されてもいいと思います。
気持ちよく飛ばしてもらうためにフェアウェイキープは必須
【Q】普段のラウンドと試合では気分はどう変わりますか?
<竹内プロ>
全然違いますよね、緊張感が。
<大島選手>
普段だと考え過ぎてグチャグチャになってしまうことがスパッとできたりして。試合の方が悩まなくなりますよね。
<竹内プロ>
プロの立場で言うと1人で出る試合の方が気楽です。ダブルスだとミスしてもなんとかしてくれるという面もありますけど、今日は楽しかったですが、予選のときは俺がやらなきゃというプレッシャーが大きかったですね。
【Q】コースの印象は?
<竹内プロ>
グリーンが硬いのでファーストバウンドはちょっと跳ねますよね。
<大島選手>
昨日、練習ラウンドをしていてやはりグリーンが硬く、そこの難しさはあるのかなと。でもこの大会の使用ティが前にあったのでコースは広く使えました。男子プロの大会だったら一番後ろでしょうからすごい狭さが出るのだろうと思います。
【Q】打順はどちらが先ですか?
<大島選手>
ティショットはプロでセカンドショットとかは僕が先です。
<竹内プロ>
僕より彼の方が飛ぶので、とりあえずフェアウェイに置くからという感じで。
<大島選手>
予選のとき僕が先に打って曲がると、(竹内プロの)当たりが悪くなるんですよ。で、先にお願いしますというと、今度は自分のリズムで打てるからよくなって。
<竹内プロ>
大島にドカンと打ってもらうためにフェアウェイに置かなければというプレッシャーはあります。
<大島選手>
といっても飛距離に大差はないんですけど、僕としては置きにいくより思いきり振った方が調子よく打てるので。
頼もしいパートナーと組んで普段通りのゴルフができれば勝てる
【Q】今日の勝因は?
<大島選手>
勝因は竹内プロがパターをよく入れてくれたからです。予選のときは全然入らず前半のスコアが出ませんでしたが、僕が後に打つようにしてから全部1パットでした。だから今日はあまり考えすぎないように先に打ってくださいと。
【Q】ダブルス戦だとラインを見せてから決めに行くのがセオリーだと思いますが。
<竹内プロ>
2人のタイプが違うというか、僕は結構打つ方なので最初に厚いラインを見てしまうとヒットできなくなっちゃうんですよね。
<大島選手>
そういう意味でプロには気持ちよく打ってもらった方がいいかなと。僕はアマチュアなので外しても「ごめんなさい」で済むじゃないですか。でもプロが外すと「おいおい」ってなるので(笑)
【Q】勝つ自信はありましたか?
<竹内プロ>
頼もしいパートナーがいて、プラスアルファで僕が普段のゴルフができれば優勝争いに絡めるはずという気持ちで臨みました。この試合形式はアマチュアの実力で決まるようなものだと思います。だから正直、今日は勝てるかなと思っていました。
【Q】来年、連覇を目指しますか?
<大島選手>
もちろん。
<竹内プロ>
ねらいます。
竹内プロ、大島選手、ありがとうございました。優勝争いをしているとは思えないほど楽しそうなチームプレーが印象的でした。さらにスコアを伸ばしての連覇も期待しています!