2人1組で参加するダブルス戦には大会によって2つのエントリー方法があります。スクラッチの部とダブルペリアの部。スクラッチの部は言うまでもなく実力勝負、そして運要素を絡めての順位争いになるのがダブルペリアの部です。今回はダブルペリアの部にスポットを当ててその魅力に迫ってみました。
レベル関係なし!全ペアに予選突破のチャンスあり
コンペでは定番のダブルペリア方式ですが、スクランブルゴルフツアーでも複数の大会でこのルールを採用しています。現在開催している大会では「2020ミックスペアスクランブルゴルフ選手権」「2020いい夫婦ペアスクランブルゴルフ選手権」「第3回チャレンジスクランブルゴルフ選手権」の3つがそうです。
ダブルペリアのメリットは経験や技量の差に関係なく、順位争いが楽しめる点だと思います。スクランブルゴルフツアーでは予選から決勝という流れを前提にスケジュールが組まれているため「とにかく予選突破!なるべく上位で!」が共通の目標になるはずです。
スクラッチの部だとカットラインはパープレー付近、リザルトを見る限り1~2アンダーが目安になりますがこのスコアをマークするには、ペアを組む2人に一定以上の実力が求められます。たとえばアベレージゴルファー2人で参加した場合、超がつくほど噛み合わないとカットラインを越えるのは難しく、特にハイレベル化が進んだ「2020ミックスペアスクランブルゴルフ選手権」では悔しい思いをしてしまうのかもしれません。
一方、ダブルペリアの部は数字を気にせずチームプレーに集中でき、予選突破のチャンスが全ペアにあります。まだ腕に自信がないけど競技大会に参加したい、スクランブルゴルフをやってみたいという方々におすすめです。
参加目的を限定せずにチャレンジできる部門として
と、運試しの部分が大きいダブルペリアの部ですが、隠しホールを予想しながら上位を目指すペアもいらっしゃいます。ハマるのではなくハメにいくということですね。あと普通に70~80台前半とかで回れる実力を持ちながら、あえてダブルペリアの部に参加するペアも珍しくありません。シングル、競技エキスパートのような上級者のみなさんがスコアに執着せずシンプルにスクランブルゴルフを楽しむというのも意味深い話だと思います。
そのほかゴルフにおける師匠と弟子、カップルまたはご夫婦、職場の先輩と後輩などいろんな関係性のペアが参加しています。
好スコアを出しやすいスクランブルゴルフですが、結果はあとからついてくるものと考えて、気軽に挑戦できるのがダブルペリアの部の魅力です。挑戦という意味では「第3回チャレンジスクランブルゴルフ選手権」は初チャレンジ、デビュー戦にピッタリの大会と言えます。そしてツアー屈指の人気大会に成長した「2020いい夫婦ペアスクランブルゴルフ選手権」もスクラッチの部に負けず劣らずダブルペリアの部が盛況です。
最後まで順位がわからないというドキドキ感も含めて、スクランブルゴルフの面白さを存分に味わえるダブルペリアの部。みなさんのエントリーをお待ちしています!