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カットラインのちょっと上を目指すための予備知識(チーム戦の場合)

 

予選突破の必要条件はズバリ好スコアですが、確実にカットラインの上を目指すにはプレーの内容やスタイルにも気をつけたいところです。1打を争う接戦を制するためにも、事前準備は万全にしておきましょう。ということで今回は本番前に知っておいた方がいいチームプレーの予備知識を。チーム戦の場合は?

 

 

練習ラウンドで「ちゃんと戦える打順」を考えましょう

もし予選上位を目指すなら飛ばし屋揃いのチームがベストです。飛ぶ人は曲げやすいといいますが、4人いれば誰か1人はまっすぐ飛んでいきます。ただ今回のテーマはカットラインのちょっと上なので、そこまで飛距離にこだわらなくても大丈夫です。

 

 

大会にもよりますが最低でも7アンダー、できれば8~10アンダーを目指します。「え?」と思われる方も多いかもしれません。去年あたりからチーム戦のレベルがグングン上がっており、この数字もまあまあ怪しいですがギリ行けるラインだと予想しています。ちなみに一昨年までは4~6アンダーぐらいでも通れる試合が結構あったのですが「時代は変わった」ということにさせてください。

 

で、前後半で3つずつ、おまけにどこかでもうひとつが最低ライン。大げさではなくボギーひとつが命取りです。

 

それを踏まえて考えたいのが打順です。

 

これはあるあるなんですが、スタートホールで「誰から打つ?」と話し合いがはじまることは珍しくありません。個の力がハンパない強豪チームであれば誰から打っても好スコアで上がれますが、そうじゃないチームのみなさんは予め決めておくことをおすすめします。

 

打順決めにこれという指針はないのですが、それぞれの役割を明確にした上で1~4番目までのオーダーを組むことが大切です。とにかくナイスショット&ナイスパットという愚直な戦法では4という数を活かせないまま、よくわからないスコアで終わってしまいます。

 

役割をどう明確にするかですが、どこかのコースでシミュレーションするのが手っ取り早いです。また暫定的に決めた順番でも、上手く機能していないメンバー、絶対最後ではないメンバーなどチームの事情や課題が見えるようになります。

 

ということで一度練習ラウンドを実施しながら「この4人でなにができるか」を冷静に考えてみましょう。試合本番では考えるヒマがないままプレーが進んでしまいます。

 

 

お手本がよければロングパットの成功率は上がる

パーオン必須のチーム戦ではパッティングがすべてといっても過言ではありません。また4回チャンスがあるのでロングパットの成功率も高く、それも含めて7つ以上のバーディーを目指すことになります。

 

 

先ほどの打順にも絡んでくるのですが、一番上手い人が最後に打つというチームが多く、特にグリーン上ではこれが鉄板になっています。逆に最初に打つのはパターに苦手意識がある人で、大方の予想通り入らないわけですが、入れる以外の仕事も果たせていなかったりします。

 

その仕事というのがしっかりラインを見せることです。「あっ!」と天を仰ぐようなショートにオーバーではラインがまったくわからず、続く2番手は情報不足のまま打つことになってしまいます。その後、少しずつ精度は上がっていくものの、最後まで決め切れないという悔しい結果になりかねません。

 

であれば、一番上手い人が先に打つのが正攻法かもしれません。

 

最初にお手本らしいお手本を見ることができれば、続く3~4番手は自信を持ってカップをねらえます。むしろ1発で決められる可能性が高く、やり方として合理的かつ省エネではないでしょうか。

 

試合当日、想像以上に入らなくて戦意喪失しそうなときは、この方法も試してみてください。

 

 

カットラインのちょっと上を目指すための予備知識(ダブルス戦の場合)

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!