開催予定だった試合が延期中のため、昨シーズンの振り返りをしていきたいと思います。各大会で撮影した写真の中からカメラマン的に印象に残ったシーンをピックアップ。今回の振り返りは「2019日本スクランブルゴルフ選手権 チーム戦」です。
神様仏様、我がチームにナイスショットを!
チームプレーにおける1打はシングス戦や普段のラウンドとはまったく違う意味を持ちます。実際に打つのは1人ずつでも、プレーのひとつひとつにメンバー全員の期待が込められているからです。ということでスクランブルゴルフツアーを象徴するこのシーンから。
2019年7月2日(火)「森林公園ゴルフ倶楽部(埼玉県)」で行われた関東Bブロック|第4予選会でのワンショット。スタートホールのティーショットは今日を占う大事な場面です。緊張からかミスショットが続いたのち、チームの命運を託された4人目の選手がティアーアップ。その後ろにはナイスショットを祈る仲間の姿が。果たして結果は?
激闘川奈!セミファイナルは超ハードな1日に
ゴルフというと春秋がベストシーズンですが、通年開催のスクランブルゴルフツアーは夏真っ盛りの7~8月も熱戦続きです。試合当日がどんなに暑くても、ともに戦う仲間と励まし合いながら前に進んでいく。と、そんな光景が印象に残りました。
2019年8月1日(木)「川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)」で行われた関東Bブロック決勝でのひとコマ。関東勢にとっては決勝行きの切符をかけたセミファイナル、参加した37チーム中、次に進めるのはわずか7チームという狭き門。国内屈指の難コースを舞台に大激戦が繰り広げられました。気温30度越えの真夏日、18ホールのスループレー。ボールはグリーンに、気持ちは海に向こうに。ハードな1日を乗り切った選手のみなさんに拍手!
追い込まれてからの勝負強さで劇的イーグル
4人で挑むチーム戦では「誰かがやってくれるだろう」という気楽さもありますが、上位やトップを目指す場合は1打1打が真剣勝負です。特にグリーン上では張り詰めた空気の中「絶対に入れてやる!」と気合十分のプレーが続きます。そこで選んだ写真がこちら。
2019年9月6日(金)「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)」で行われた決勝大会の最終18番ホール。惜しくも3人連続で外してしまったあと、ついに回ってきた4人目。10メートル以上の超ロングパット。ボールがカップに沈む瞬間をとらえました。追い込まれてからの勝負強さを発揮してナイスイーグル!北の大地で目の当たりにした劇的なラストプレーでした。2019シーズンというよりスクランブルゴルフツアー史上最高のベストショットではないかと思っています。>