2023年10月2日(月)開催「2023ミックスペアスクランブルゴルフ選手権 スクラッチ戦 Finalステージ|全国決勝」にて見事優勝した「UP!」松浦安洋選手、太田貴美選手のインタビュー記事です。トーナメントコースで圧巻の13アンダー。ビッグスコアとともにツアー屈指のハイレベル大会を制しました。
冷静なチームプレーとコースマネジメントで13アンダー
【Q】ペアを組んでどのくらいですか?
<松浦選手>
4~5年くらいかな。
<太田選手>
朝の受付で「13回目の参加ですね」って言われていたよね。
【Q】葛城の印象はいかがでしたか?
<松浦選手>
自分は静岡なんですけど葛城は大会でも10年くらい毎年使わせてもらっていて。いつもフルバックからやっているせいか、今日はシニアティだったから全然景色が違っていて。ねらいどころが定まらないですね。
<太田選手>
以前は静岡に住んでいて女子の県アマで宇刈コースは回っていましたけど山名はそんなになくて。去年、今年とこの大会で来るくらいですがバンカーが多いイメージです。
<松浦選手>
今日はピンが左右に振ってあったので右なら左から、左なら右からパターを打とうとセカンドから決めていました。
<太田選手>
だからいいずっとラインで打てましたね。
【Q】前半で7バーディー、後半に向けての意気込みとプランは?
<松浦選手>
葛城はイケイケの気持ちで挑むとボールがピンの奥に行ってしまうことがあるので。調子がいいときほどスコアを数えず、ガツガツしないで目の前の1打に集中しようと。
<太田選手>
スコアを気にすると落とす可能性もあるから、そのことはあまり考えないようにしていて。
【Q】とはいえ途中で優勝を意識したと思いますが。
<松浦選手>
後ろに強いジュニアゴルファーのペアがいたのでそうはならなかったですね。3位以内には入れるかなと思っていましたけど。やはり全国の猛者たちがたくさん出場しているので。
痛みを押しての強行出場、無欲のラウンドが好結果につながる
【Q】一方でティショットの採用バランスに偏りが見られましたが。
<松浦選手>
実はヒザに爆弾を抱えていて、一昨日は階段を這っていたくらい(笑)もし昨日だったらゴルフできていないかったですね。
<太田選手>
だから今日は痛み止めを飲んで。ティショットは使えないくらい曲がっていたけど、セカンドは大丈夫そうでした。
【Q】パッティングの戦略は?
<松浦選手>
彼女はパターに絶対的な自信があるので、まず僕がラインを見せて。
<太田選手>
私が先に打っちゃうと1打無駄にしちゃうから。そのラインを見て浅めにガツンみたいな(笑)
<松浦選手>
ほとんど入れてくれて、ここ一番の強さにはビックリしますね。
【Q】3番ホールではイーグルもありましたね。
<太田選手>
左ドッグで私のティショットが右サイドのいいところに置けて。セカンドは木のあるとことに一旦刻んで。
<松浦選手>
217ヤードを7番ウッドで勝負して。30メートルくらいの高さの木があるので、そこを越えてなおかつフックで打たないと。フォローにも助けられて、カップの下1.5メートルにつけました。
【Q】今日の勝因をまとめていただけますか?
<松浦選手>
彼女が気分よくプレーしていたことじゃないですか(笑)
<太田選手>
ケガしていたのでちゃんとやらなきゃと思って。ダブルスはメンタルと流れが大事だと思っています。
<松浦選手>
ヒザのこともあって欲を出さなかったのがよかったのかなと。
<太田選手>
優勝できてうれしいです。
松浦選手、太田選手、ありがとうございました。3位までが2桁アンダーと今回の全国決勝は非常にハイレベルでしたね。そんな中での優勝、おめでとうございます!