2023年9月4日(月)開催「第5回日本スクランブルゴルフ選手権2023 チーム戦 全国決勝」で見事優勝した「ライバル会」横尾厚志選手、森健太郎選手、青野栄一選手、下條憲通選手のインタビュー記事です。7連続バーディーを含む攻撃的なプレーで13アンダー。チーム戦初開催の小樽をトップで駆け抜けました。
一番手が決めまくる!苦手意識を武器に前半8バーディー
【Q】チーム名の意味は?
<森選手>
最近ちょっと変わってきましたけど当初はレベルが近くて勝ったり負けたりを繰り返していて。お互いにいいライバルという意味でこのチーム名にしました。
【Q】このチームで試合に出ることになったきっかけは?
<横尾選手>
このライバル会で2~3ヵ月に1回はいろんなコースに行っていて。僕は別のチームでスクランブルゴルフやっていましたが、ちょっとそこを離れることになり「出てみませんか?」と誘ったのがスタートです。みんなのためにと思えるチームで参加したかったんですよ。
【Q】森選手と青野選手はシニアティでしたが。
<森選手>
逆に2人(横尾選手と下條選手)が大変になっちゃった。
<横尾選手>
同じティからでも置いていかれるのにシニアティだともっと差が出ちゃうんですよ。俺と下條君が採用にならなくて。
【Q】確かに横尾選手は前半採用ゼロでしたね。
<横尾選手>
今年は優勝をねらっていたので忖度はなしにしようと自分からも言っていて。
<下條選手>
ドライバーで200ヤードしか飛ばなかったから(笑)
<横尾選手>
後半では2個ほどお情けで採ってもらいました。もし優勝できなかったら俺のせいだなと思っていて。でも最後に残っていたのは下條君の方で(笑)
<下條選手>
途中まで横尾さんを同情の目で見ていたんですよ。そんな感じで適当にやっていたらあれよあれよという間に自分が最後に残っちゃって。
【Q】打順はどうしていましたか?
<横尾選手>
アイアンは僕から打って、下條、青野さん、森さん。パターは下條、青野さん、横尾、森さん。とにかく最後は森さんです。
<森選手>
責任を取らされるんですよ(笑)
【Q】前半は8バーディー、森選手まで回ってきたのは?
<森選手>
1回だけですね。
<下條選手>
強めに打てていたのでずっと僕が決めていました。もともと僕はパターが苦手で、だから最初に打つんですよね。ここに打ってあそこに打ってとピンポイントで言われると固まっちゃうんですが森さんはいつも言ってくるんですよ(笑)それを無視してなんとなくあの辺にと打っていたら結構長いのも入って。
最大の難関16番ホールでスコアを伸ばすチームワーク
【Q】グリーンスピードは11フィートでしたが、体感としてはどうでしたか?
<横尾選手>
神奈川の競技に出ているときは12とか13でやっているので。11フィートでも速いは速いですけど10ちょっとくらいのイメージかもしれません。
【Q】最難関の16番ホールでナイスバーバーディー。
<森選手>
あそこはもうパーでOKなところですよね。まさかバーディーにできるとは思っていなかったです。
<横尾選手>
森先輩のティショット、フェアウェイど真ん中のボールを採用して、残り215ヤードのセカンドショットは僕が決めて。
<森選手>
そのセカンドだけですよ、彼(横尾選手)が活躍したのは。
<横尾選手>
もともとフェードしか打てなくて、そこだけちゃんと当たったんですよ(笑)ピン下の5~6メートルにつけてそれも下條で。
<森選手>
かんたんじゃなかったよね。
<下條選手>
入っちゃいました。
【Q】青野選手はパターの出番が回ってこなくてもやもやしませんでしたか?
<青野選手>
打たなきゃ打たないでいいですよね。(ブロック決勝の)川奈のときも最初で入ることが多かったので。
【Q】後半は5つ伸ばして13アンダー。勝因はどこにあったと思いますか?
<下條選手>
チームプレーがよくできていましたね。みんなでピンをねらうわけじゃなくて。最初に打つ人がいいところに乗せて、次から攻めていくという役割分担が今日は噛み合っていました。
<森選手>
せっかく北海道まで来るので楽しみたいじゃないですか。前回は早めに着いて3日間ゴルフをやって最終日にこの試合に出るようにしたら疲れてグダグダになっちゃって。それを今回は初日に変えたんですよね。4人とも元気なのでいいゴルフができました。
【Q】このあとの予定は?
<横尾選手>
今夜はジンギスカンで祝勝会、明日は千歳でゴルフ、明後日に帰ります。
<森選手>
明日からは普通にライバルです。
<横尾選手>
たぶん今日のことを振り返りながらディスり合いますよね(笑)
横尾選手、森健選手、青野選手、下條選手、ありがとうございました。優勝を目指しながらもゴルフを楽しむ姿勢がよく伝わってくるお話でした。次回はディフェンディングチャンピオンとしての活躍を期待しています!