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【大会レポート|優勝ペア編】2021ミックスペアスクランブルゴルフ選手権 スクラッチ戦 Finalステージ|全国決勝

10月25日(月)開催「2021ミックスペアスクランブルゴルフ選手権 スクラッチ戦 Finalステージ|全国決勝」の優勝ペアインタビューです。優勝したのは「ヤーマダマ-ヤ」蜂谷大棋選手、堀野恵美選手。優勝スコアは62ストローク(OUT33、IN29)と前半のリードを活かした好戦略で男女ペア決戦を見事制しました。

 

 

7アンダー、前半トップに立つも優勝は無理!?

【Q】INスタートの前半戦は7アンダーで暫定トップ。1打差で試合を引っ張る形になりましたが、勝利に近づいたという実感はありましたか?

 

 

<蜂谷選手>
その時点で優勝はちょっと無理だなと思いましたね。

 

<堀野選手>
6アンダーのペアが後半も同じスコアで回ってくると思いましたから。私たちの7アンダーは結構出来過ぎだったんですよね。(15番ホールの)イーグルはボーナスみたいなもので。

 

【Q】後半戦になにか不安要素があったということでしょうか?

 

 

<堀野選手>
事前にコースを調べていて、男性だと葛城はINよりOUTの方が長いんですよね。なので後半きつくならないようになるべく前半のうちに採用していこうと決めていました。結果的に4ホール採用できましたが、OUTに入ったあとはどうなるかわかりませんでしたから。

 

 

18番ホールでは50ヤード下がってバーディーに

【Q】結果は10アンダーでフィニッシュ。今回の優勝につながったプレーをひとつピックアップすると。

 

 

<蜂谷選手>
18番のバーディーですね。あれがパーだったらカウントバックでアウトでしたから。

 

<堀野選手>
ロングホールでしたがティショットは私の方が少し前に行って。でも残りは220ヤードの打ち上げだったため、後ろに下がって蜂谷君のボールを採用しました。

 

<蜂谷選手>
前日にロングは僕のボールを採用しようと話していました。50ヤードも下がってもらったので、バーディーを獲らなきゃとセカンドショットを頑張り、第3打は60ヤードのアプローチを残すことができました。

 

 

男性は300ヤード以上飛ばさないと苦しいかも

【Q】やはりミックスペアにおいても飛距離は武器になりますか?

 

 

<蜂谷選手>
なりますね。今日みたいな大会の場合、300ヤード以上飛ばさないと女性の前に行くのはほぼ不可能です。堀野さんみたいに飛ぶ人と組むとだいたい同じか、少し置いて行かれるくらいで。調子よく飛ばして10ヤード前とか。いずれにしても女性のティショットをどう使うかが勝負のカギだと思います。ミドルだとドライバーでバーンと飛ばして、次はウェッジを使うというのが基本です。セカンドでウェッジ以上の距離を残すと苦しくなると思います。

 

 

試合会場が好きなコースだとテンションも上がる

【Q】スクランブルゴルフツアーは開催コースにもこだわっています。今日の試合会場「葛城ゴルフ倶楽部」はいかがでしたか?

 

 

<堀野選手>
スケジュールを見て葛城だと知り、是非行きたいと思いました。ミックスペアだからというより、決勝の会場が葛城だったからというのが大きかったかもしれません。やはりいいコースだとテンションが上がりますね。

 

<蜂谷選手>
今日は関西の選手も多かったですよね。葛城であれば関東からも関西からも行きやすいと思います。

 

 

ダブルス戦に出るようになってから個人戦の成績も上がった

【Q】さまざまな目的で参加されている方が多い大会ですが、優勝ペアが思うスクランブルゴルフの魅力や難しさとは?

 

 

<堀野選手>
スクランブルゴルフツアーには初年度から参加していて、ゴルフライフさんの主催大会には愛着があるので「よし頑張ろう!」と思えるんです。またスクランブルゴルフで経験を積むと、1人のときのプレーもよくなります。自分だけだとなんとでも言い訳ができるじゃないですか。でもダブルス戦はパートナーに迷惑をかけたくないという気持ちになるので。お互いに助け合うというより、それぞれのベストを尽くしたときの結果が楽しみです。

 

<蜂谷選手>
僕はスクランブルゴルフの試合に出るようになってから、クラブ競技など個人戦の成績がよくなりました。普段の練習はアイアンとウェッジが中心ですが、ダブルス戦の前はドライバーに集中しています。2人で気持ちよく回るためにはティショットがすべてですから。今日は早めに(1人最低7ホールの)採用ノルマをクリアしていたので、7~9番の上がり3ホールは気が抜けてしまいましたが。

 

 

みんなが喜ぶ顔を見たいから飛距離が欲しいと思った

【Q】たとえば100切りを目指しているようなビギナーがダブルス戦に出ても上達につながると思いますか?

 

 

<堀野選手>
つながりますね。葛城に来る前に富士山を眺めてきれいだと思っていたのですが、そこに住んでいる人にとっては日常の光景なんですよね。スクランブルゴルフは普段見ることができないイーグルやバーディーが目の前で起こるじゃないですか。それで目線や意識のレベルが上がり「自分もできるんじゃないか」と思えるようになるのかと。蜂谷君のティショットを見て「ああいうボールに打ちたいな」と女性の私でもそう思います。飛距離が欲しいなと思ったのは、もっと役に立ちたいとか、みんなの喜ぶ顔が見たかったからなんです。

 

<蜂谷選手>
一人だと自分で納得すればいいだけですが、ダブルス戦は本当にプレッシャーが大きいです。でもそれも含めて楽しめるのがスクランブルゴルフの魅力かと。単純に楽しいと思えるゴルフを続けることもレベルアップにつながるのではないでしょうか。

 

 

蜂谷選手、堀野選手、あらためて優勝おめでとうございます。飛距離の話が目立ちましたが、ミックスペアならではの対策もしっかり考えられていて、勝つためには勝つだけの理由があるものだと思いました。これからエントリー予定のみなさんにもきっと参考になるお話だったのではないでしょうか?試合会場については今後もこだわっていきますので期待してください!

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!