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夏の思わぬトラブル「熱中症」はチームプレーで防止しよう!

 

夏目前ですがいかがお過ごしでしょうか?雨は降るものの室内は蒸し暑く、エアコンのありがたみを肌で感じている今日このごろです。気温の上昇と同時に気をつけたいのが熱中症です。ゴルファーとしては日焼けと同じくらい、いやそれ以上に注意しなければなりません。今年の夏、熱中症対策もチームプレーで!

 

 

気温25度以上から熱中症になる可能性アリ

熱中症という言葉はここ20年くらいのものだと思っていましたが、実は明治時代からあったそうです。そこから地球温暖化の影響で気温がグングン上昇していった結果、今では夏の季語というくらいにニュースや天気予報で使われています。

 

 

熱中症=炎天下での作業中に発生しやすいもの。なんとなくそんなイメージですが、日陰や直接日光に当たらない屋内でも熱中症になるなど、場所に関係なくどこでも危険性があると言えます。そして夏になると急増するのが体育の授業や部活での事故です。若くても体力があってもなるときはなってしまうということなのでしょう。

 

気象庁ではその日の最高気温が25度以上なら夏日、30度以上なら真夏日、35度以上なら猛暑日とそれぞれ定義しています。一般的に25度以上の夏日から熱中症になる可能性が高いと言われており、7~8月はほぼ毎日対策が必要です。ちなみに観測史上の最高気温は2018年7月23日に埼玉県熊谷市で記録されたもので、なんと41.1度!この数字だけでめまいがしそうですね。

 

 

気づく前に気づいてあげるのがチームプレー

スクランブルゴルフツアーでは暑い夏にもたくさんスケジュールが組まれています。コースにお越しの際には準備万端でお願いします。基本はこまめな水分補給ですが、いかに涼しくプレーするかが重要です。プレーの前後はなるべく日傘や木陰、カートの下に入り、日光に当たることを避けましょう。

 

 

冷感スプレーやネッククーラーも効果的です。あと最近よく見かけるようになったアイスバッグ(氷のう)は一番大切な頭を冷やせるので、持っておいて損はないと思います。昨年はプロの選手も試合で使っていましたよね。暑さ対策とともにスッキリすることでプレーに好影響をもたらすのかもしれません。ゴルフグッズとしても販売されているのでおすすめです。

 

熱中症というと気温を見て危ないかどうか判断しがちですが、実際に確認しなければならないのは体温です。とはいえ体温計を持ち歩いていちいち計るわけにもいきません。そこで思い出してほしいのがパートナーや仲間の存在です。熱中症も最初は軽めの症状として体に現れます。頭痛、だるさ、けいれん、吐き気などはすでに自覚できるレベルですが、もう少し前の段階でアラートを発したいところです。

 

たとえば「今日は顔色よくないね」と人に言われてはじめて気づくこともあるはずです。プレーが散漫になったり、いつもと違う仕草だったり、一緒に戦っていればちょっとした変化にもいち早く気づけるのではないでしょうか?熱中症もチームプレーの延長で防止できます。

 

最後にプレーを中断してリタイアすることも頭に入れておきましょう。チームプレーだと、その責任感から多少具合が悪くても頑張ってしまう可能性大です。まずは健康第一。時と場合によっては勇気ある選択も必要です。

この記事を書いた人

工藤 由行

大会カメラマン兼レポーター。大会当日、練習場やスタートホール、フィニッシュ後に声をかけますので、写真撮影とコメントのご協力をお願いします!