開催予定だった試合が延期中のため、昨シーズンの振り返りをしていきたいと思います。各大会で撮影した写真の中からカメラマン的に印象に残ったシーンをピックアップ。今回の振り返りは「2019日本スクランブルゴルフ選手権 ダブルス戦」です。
チャンスを前に2人で導き出したこたえとは?
チームプレーとはいえ、ショットの飛距離やパットの精度など個人の技量に依るところが大きいのかもしれません。しかし、個々のベストパフォーマンスを引き出すためには強固な協力体制が必要です。
2019年9月5日(金)「北海道クラシックゴルフクラブ(北海道)」で行われた決勝大会でのひとコマ。バーディーパットを前にラインを読むわけですが、2人の意見が一致するか否かでチャンスの活かし方も変わってきます。プレーに入ってしまえばパートナーを信じるしかないので、五感をフルに使って分析を。思案の末に導き出したこたえとは?
プレッシャーに打ち勝ってナイスバーディー
ゴルフは緊張と緩和の連続です。特に後打ちの選手のプレッシャーは大きいと思います。最も手に汗握るのはグリーン上、2人ならギリ沈められそうな距離のパッティングではないでしょうか。
2019年5月14日(火)「南茂原カントリークラブ(千葉県)」で行われた関東Aブロック決勝。1人目が外してあとがなくなった2人目のバーディートライ。フックラインを見事に読み切ってカップイン。大事な 18番ホールで値千金の1打となりました。ひと仕事を終えたあとの脱力感と握りしめた拳のバランスがナイス!
健闘を称え合いながら戦いの舞台をあとに
ダブルス戦は2ペアが同じ組で18ホールを一緒に戦うことになります。スコアを争うライバルですが、マーカーという役割もあるためペア同士の距離は自ずと近くなり、プレーが進むにつれチーム戦のような一体感も見られます。
2019年7月23日(金)「ファイブハンドレッドクラブ(静岡県)」で行われた関東Bブロック決勝。最終ホールのプレーを終えた直後の1カット。ゴルフに限らず競技大会ではおなじみのシーンですが、このように健闘を称え合いながらコースを後にする姿はスポーツマンらしい清々しさを感じます。またどこかの試合で再会できるといいですね!