パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権、前期決勝大会は「万太郎」の大割孝敏・佐藤秀宣ペアが優勝。1イーグル、7バーディー、1ボギーのトータル64という好スコアでフィニッシュ。ダブルス戦での優勝は今回がはじめてという2人が予選から数えて総勢432ペアの頂点に立った。
- 万太郎
- 大割 孝敏選手 / 佐藤 秀宣選手
過去最多74ペアが参加し頂点を目指す!
2015年9月15日(火)、オールドオーチャードゴルフクラブ(茨城県東茨城郡)にて、2015パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権、前期決勝大会が開催された。今大会の参加選手は全シリーズを通じて過去最多となる74ペア。各予選、各ブロック決勝と接戦を勝ち上がってきた強豪ペアが顏を揃え、2016年3月、カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県)にて開催されるチャンピオンシリーズへの進出を目指す。
スタート前、今大会にかける意気込みを参加ペアに聞いた。
目指すは優勝!OUT・INとも午前7時22分にティーオフ!
- 秋晴れの好コンディション
- 先週の大雨から打って変わり、決勝当日は絵に描いたような秋晴れの空が広がった。気温19℃、コース上はほぼ無風と絶好のコンディションの中、IN・OUTともに午前7時22分よりティーオフ。今日を占う第1打がそれぞれの目標に向かって放たれた。
- 人気シリーズの前期決戦
- パブリックゴルフ協会後援のパブリックゴルフコースを舞台とした今大会。予選12大会、ブロック決勝3大会と計15大会の開催を経て、前期決勝となる今日を迎えた。競技会の常勝ペア、ダブルス初参加ペアというように選手の経験値はさまざま。また現役高校生からシルバー世代まで幅広い年齢層の選手が活躍を見せて予選を上位通過、この決勝に駒を進めている。予選スケジュールが比較的合わせやすく、それぞれのホームコースが会場になるなど、気軽に参加できるという点においても高い注目を集めた。
予想外のハーフスコアに一同騒然!
- 高速グリーンに苦戦続出
- フロントナインを終えて、前半トップに立ったのはハーフスコア31をマークした「チームAngel」の横川泰夫・吉村明浩ペア、そして「チーム還暦」の平賀俊哉・上野加代子ペア。ともに5バーディー、ノーボギーと安定かつ好調な出足を見せる。前半でアンダーを記録したのは26ペアと全体の3分の1程度にとどまり、10フィートを越える速いグリーンに苦戦した模様。また厳しいピンポジションの影響からか、前半戦はINスタート組がやや攻勢という結果となった。コースが入れ替わる後半からはOUTスタート組の巻き返しが期待される。
- 前半でイーグルも記録された7番、15番ホールなどロングホールでスコアを伸ばすペアが多い一方、ショートと距離の短いミドルホールではため息とともにボギーを叩く姿が目立った。当初の予想通り、アイアンの精度とパッティングが今大会の課題。後半のスタート前、練習グリーンでは各ペアが入念にショートパットの感覚を取り戻そうとしていた。
- 後半も穏やかな天候は変わらず、ライバルまたは目標スコアを気にしながらの攻守戦が展開された。特にグリーン上では1メートル内の距離に首を傾げるペアが続出。ある選手は決めどころをしっかりと決めて渾身のガッツポーズ、またある選手は勝負の1打がカップに蹴られた瞬間、肩を落とし、秋の空を仰いだ。
上位入賞者のみが参加できる大会「2015チャンピオンシリーズ」
- 2016年3月、最強ペア決定戦開催
- 今大会において上位9ペアが2016年3月18日、カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県)にて開催されるチャンピオンシリーズへの参加権を獲得。ミックスシリーズ、WEEKENDシリーズ、アスリートシリーズ、今回のパブリックシリーズ、さらにプレミアムシリーズを加えた各シリーズにおける上位入賞者との最強ペア決定戦に挑む。そのチャンピオンシリーズ進出をかけた後期戦は8月より各シリーズの予選会がスタートしている。2人1組のダブルス戦、4人1組のチーム戦ともにエントリーを受付中。前期戦を制した強豪ペア・チーム、そしてチャンピオンシリーズへの挑戦者を待っている。
パブリックシリーズの後半戦は始まったばかり!求む挑戦者! パブリックシリーズの他、以下のシリーズでエントリーを募集中!