こんにちは、カメラマン兼レポーターの池田美菜子です。今回は「2017ゴルフライフスクランブルゴルフ選手権 太平洋クラブCUP|ペア戦」の関東Bブロック決勝をレポートさせていただきます。今回のこの関東Bブロック決勝には第1予選会から第5予選会を勝ち抜いた総勢45ペアが出場し、この中から上位31ペアが太平洋クラブ御殿場コースで行われるファイナルへと進出できます。

これに勝ち抜けば、日本を代表するトーナメントコースで回れるということもあり、気持ちのいい秋晴れとは対照的な熱い戦いが繰り広げられていました! では、早速レポートしていきましょう。

この日の注目はやはり各予選会を上位で勝ち抜いてきた各ペア。「K.D」「アルバトロス」「TEAM BIG TK」「MARU」「きよし会」「白と黒」と手練れがそろっています。とはいえコースとの相性やその日のコンディションなどで何が起きるかわからないのがスクランブルの面白いところ。結果は最後まで分かりません。

インスタートのトップは「横浜アスリートクラブ」と「オルオル」のペア。どちらのペアもバーディ発進と幸先のいいスタートでしたが実はこの10番ホール、この日参加した全45ペアのうち、10ペアがボギー。バーディを獲れたのはこの2ペアを含めて5ペアだけだったというのだから、難易度の高さがうかがえます。

それもそのはず、今回の会場にもなった太平洋クラブ 江南コースは2017年10月12日、13日に行われる日本ゴルフツアー機構主催2部トーナメント「太平洋クラブチャレンジトーナメント」の会場。若きアスリートたちがしのぎを削りあうトーナメントコースなんです。そんなコースにチャレンジできるというのも、このスクランブルゴルフ選手権 太平洋CUPの魅力のひとつかもしれませんね。

いいプレーもミスショットも声を掛け合い、どのペアも一喜一憂しながらも前半が終了。この時点でハーフ32の好スコアを出してトップに立ったのは、難ホールの10番でバーディ発進の「横浜アスリートクラブ」。実はおふたりは関東Bブロック第3予選会をカットラインギリギリの11位で通過したということで、思わぬダークホースのハーフ「32」というスコアに他の選手の皆さんも驚いていた様子でした。とはいえ、ここで負けるわけにはいかないと、改めて気合が入ったのではないでしょうか?

後半になると爽やかな秋晴れというよりも“残暑”で日差しも強く、気温も上がってきました。暑さからかどのペアもプレーにも少しずつミスが目立つようになりながらも「どう上手くまとめてこれるか」がファイナルへのカギであると我慢のゴルフが多くみられたように思います。アンダーでのカットラインが多い中、この日のカットラインは1オーバーのカウントバックでした。

7アンダーで1位に輝いたのは、前半のベストスコア32をたたき出した横浜アスリートクラブの石川秀人選手と竹永尚選手。まさに下克上! お互いに調子が良かった訳ではなかったけど2人のプレーがピタリとかみ合ったというお2人。「2人ともが悪いショットがなくて、どちらかが良かったです。プレーのハイライトは10メートルのロングパット。ラインが見えたので、バーディが獲れました。絶好調じゃなかったですが、何とかしのぎながらこの結果を残せました」とのこと。ちなみに予選では全然かみ合わず、ギリギリ通過となってしまったとか。御殿場とは相性がいいそうで、10アンダーを目指して頑張るそうです!お2人の御殿場でのプレーも楽しみですね。

6アンダーのカウントバックで2位になったのがヨッシ~土竜の渡辺美樹子選手と田中良博選手。この日はお互いにMVPだったというお2人。「トップオブザデイはなく、いつも通りのプレーでお互いにミスをリカバリーしあえるいいプレーができたので、その結果ですね」とおっしゃっていました。渡辺選手はファイナルが初めての御殿場でのプレーになるということで、楽しみにしていました。御殿場でもいいプレー期待しています!

同じく6アンダーのカウントバックで3位に入ったのが、きよし会の松平光徳選手と市川清選手。普段からよく一緒に回っているというお2人ですが、この日は特に上手くかみ合ってカバーしあえたそうです。「1番も10番もスタートホールでバーディが獲れなかったのが悔しいですね。もうひとつとれば優勝だろうと言っていたけど、決めきれなかった。でもカバーしあって2人で頑張ったスコアです」とのこと。決勝に向けては、太平洋クラブ 御殿場コースはいいコースだということで楽しみにしているそうで、この日の悔しかった思いをリベンジするそうです! 燃えてますね!

さて、太平洋クラブCUPの関東Cブロックはまだまだ受付中です。太平洋クラブ御殿場を目指したい、熱い戦いに自分も参加したい、私に写真を撮られたいという方からのエントリー、ぜひお待ちしています!

2017シーズンは3月開幕。各選手権とも拡大リニューアル、スクランブルゴルフの魅力を堪能できる大会を多数開催。大会公式サイトにてエントリー受付中。

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