お正月気分も抜け始めた2018年1月11日、千葉県の南総カントリークラブ/東コースを貸し切って「2017ゴルフライフスクランブルゴルフ選手権 キャロウェイゴルフOpen」のチーム戦とペア戦の関東大会|決勝が行われました。

この一戦で勝ち上がれば3月9日に千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで行われるチャンピオン選手権に駒を進めることができるということもあり、選手の皆さんは真剣モード。このチャンピオン大会は関東圏内だけでなく関西からも選手が集まるため、より高いレベルでの戦いが期待できます。

また、この大会はキャロウェイゴルフがスポンサーとなっているため、副賞が! 参加者のやる気もいつもよりも高いような気がしました。
そんな大切な一戦のこの日は全国的に「この冬で一番強い寒気」により今季最大の寒さの上、強風。この風を制したチームが勝利することは明白。

トップスタートは7時30分。天気は晴れており風も穏やか。天気予報が外れたかと思いきや、9時前からは暴風が吹き始めました。フォローの風ならまだしも、ティショットが左右に流されOBになってしまったという人も多く、アゲンストでいつもの飛距離の半分かも!? なんて人も。低くて強い球を打てる人が有利なようです。
とはいえ競技ゴルフ。泣き言は言っていられません。グリーンの様子を見ていても、グリーン上でさえ風でボールが動かされていましたから、いつもよりも難易度が高い一戦だったかと思います。

さて、このスクランブルゴルフ、チーム戦となるとウェアがお揃いのチームが多いのですが、今回はチーム「JB5」が特に目立っていました。予選からお揃いのウェアを着てチャレンジしているとのことで、「今回チャンピオン大会に行けたら、またお揃いのウェアを新調するんだ!」と張り切っていました。

プレーは堅実。1人がミスをしてもそれをカバーしあい、まさに結束力の高いチームでした。結果は29・31の60、12アンダーで5位フィニッシュ! 見事チャンピオン大会に駒を進めました。チャンピオン大会ではどんなお揃いウェアでくるのか楽しみです。
このチーム戦ですが、意外と多いのが女性混合チーム。というのも、今回のコースで言うと男性が18ホールで6402ヤードに対して女性は5394ヤードと、1000ヤード差があるんです。ティグラウンドがだいぶ前にあるホールは明らかに女性有利! これを狙ってのチーム戦なのかもしれませんね。

女性のいるチームに話を聞いてみると「女性のほうがプレーが丁寧なので、ティショットだけでなくパッティングも女性頼みになる」といった意見もありました。なるほど、一理あります。

9時前から風は止まず、全組がホールアウト。さて、優勝スコアは果たして……?

まずチーム戦の優勝は「酔っ払いと愉快な仲間たち」の遠藤 伸一選手、毛利 高文選手、織田 一美選手、白滝公園選手。なんと優勝スコアはアウト29、イン29のトータル58、14アンダーでした。「朝から優勝しか狙ってなかった」と宣言していた通りの結果にみなさん満足げ。「風が得意なので、勝因は風が吹いていたこと。チャンピオン大会は関西からも猛者がくるから楽しみだね」と、コメントいただきました。おめでとうございます!

続いて2位はアウト29、イン30のトータル59、13アンダーの「イップスの会Aチーム」の鈴木 直哉選手、溝井 献也選手、鈴木 達也選手、渡邊 盛市選手。終始笑顔でプレーする姿にお互いの信頼感を感じましたね。「1打差で2位は悔しいのでチャンピオン大会はもっと頑張ります」とのことでした。おめでとうございます!

3位はアウト31、イン29のトータル60、12アンダーの「コテンパーズ」の山中 将次選手、広瀬 一哉選手、熊谷 淳選手、藤田 正義選手。インコースで29を出したのは優勝チームとコテンパーズの2チームだけでした。チャンピオン大会でもチーム名のごとく周りのチームをコテンパンにやっつけてもらえればと思います。おめでとうございます!

続いてペア戦の優勝はアウト33、イン32のトータル65、7アンダーをだした「U&F」の板垣貴子選手、藤本和大選手ペア。この風の中で7アンダーは圧巻でした。「今日は風の強い中でどう戦えるかなと思っていたのと、私が体の不調でドライバーがどうなるか分からなかった中で、私がだめなところを藤本さんが頑張ってくれて、彼がミスしたところを私がどうにか頑張れて、あとはノーボギーでこれたのが大きかったですね。グリーンを外してもしのいでパーで、いいゴルフができました!」とのことでした。カレドニアンではどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

続いて2位はアウト33、イン34のトータル67、5アンダーの「紫水エーズ」の岡田 延也選手、伊藤 浩樹選手ペア。「かみ合ってましたね。お互いミスしてたんですけど、ペアとしてよく絡みました。30年来の付き合いの同級生なので、言いたいこと言って好き勝手出来たのが良かったんだと思います! 去年もカレドニアン出ているので今年も頑張りますよ!」とのことでした。昨年のチャンピオン大会出場者ということもあり、地の利があるかもしれませんね。

続いて3位はアウト35、イン35のトータル70、2アンダーの「ダッシュ」の岡田 誠選手、土田 麻美選手ペア。岡田選手は用事があり先に帰宅してしまったため表彰式に出席いただいた土田選手にお話しを聞いてみました。「実は私は特に何もできてないんです(笑)。いつも通りやってみて、出た結果ではあったんですが、岡田選手の風に負けないショットに何度も助けられましたね。カレドニアンも頑張ります!」とのことでした。

関東圏内だけでなく関西からも猛者が集まるチャンピオン大会は千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで2018年3月9日開催。どのチームがチャンピオンの座に輝くのか、今から楽しみですね!

2017シーズンは3月開幕。各選手権とも拡大リニューアル、スクランブルゴルフの魅力を堪能できる大会を多数開催。大会公式サイトにてエントリー受付中。

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