2016.12.23(金祝)開催
参加チーム:33チーム
天候/晴れ 気温/18.8℃ 風向/西 風速/5.0m/s
(男子)6,676Yards Par72 (女子)5,708Yards Par72
2016 WEEKENDゴルフライフチームスクランブルゴルフ選手権|後期戦|決勝大会。「チームOOGC」の岡部清雄・平賀俊哉・海老沢淑子・上野加代子が13アンダーで優勝。前半トップに立ち、後半以降もその勢いは止まらず。終盤は5連続バーディーを奪うなど、最後まで攻め続けて力の差を見せつけた。また上位3チームはすべて男女混合のミックスチームという結果だった。
2016年12月23日(金)、姉ヶ崎カントリー倶楽部/東コース(千葉県市原市)にて、2016 WEEKENDゴルフライフチームスクランブルゴルフ選手権 後期戦・決勝大会が開催された。参加したのは各予選会を勝ち抜いてきた33チーム。
今大会の優勝と2017年3月、カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県山武郡横芝光町)にて開催されるチャンピオン選手権への進出を目指して戦う。
大会当日、コース上には強い風が吹いていた。ティーグラウンドでは朝日に目を細めながら、慎重にティーアップを行う選手の姿が目立つ。パー5の2オン狙いだが、アゲインストのため、その落としどころは遠く感じられた。
7時23分、ティーオフ。向かい風に対して豪快に放ったティーショットは少し戻されながらも、ほぼ狙った位置に続く飛球線を描いた。白く輝くコースに歩み出す4人。18ホールの長く険しい戦いが今はじまった。
WEEKENDゴルフライフチームスクランブルゴルフ選手権は土日祝開催の大会。平日だと日程の調整が難しい会社勤めのゴルファーにも好評で、予選から大いに盛り上がり、白熱のスコア争いが繰り広げられた。
仕事でもプライベートでも普段から付き合いの多いメンバーが4人揃うため、チームワークについては言うまでもない。そこにゴルフの実力がどう絡むかはコース上でのチームプレーで証明される。
前半終了の時点でトップに立ったのはハーフスコア30をマークした「ケンケン」と「チームOOGC」の2チーム。ともにバーディー発進という好スタートを切り、コンスタントにスコアを積み重ねて6アンダーと首位を快走。2打差で追うのは「チームMENT」、「チーム西遊記」、「世田谷B」、「ファンスティックふぉー」、「THE CIVIL MEN」、「小悪魔としもべたち」の6チームで、入賞争いは序盤からが混戦模様に。ほか全チームが7打差以内と後半から爆発的にスコアを伸ばせば、上位と下位が入れ替わる展開も十分に期待できる。
後半は朝から吹いていた風が収まり、スコアを伸ばしやすいコンディションとなった。バーディー合戦となるチーム戦では、イーグルを奪えるかどうかが勝負のカギ。そんな1打逆転のチャンスを得るにはティーショット、セカンドショットと上手くつなげるしかない。
4人いれば最低でも2人のショットが成功し、2つの選択肢から成功率の高そうなボールを選ぶのが理想だ。パットはもちろん、高精度のショットを打てるチームが上がってくる可能性が高い。
18ホールを戦い終えていち早くリーダーボードの最上段に名を連ねたのが「チーム西遊記」と「世田谷B」の2チーム。ともに7アンダー、後半から3つ伸ばして好位置につけた。さらに時間が経過し、8アンダー、11アンダーとトップスコアが更新され、概ね優勝ラインが見えてきた。
15時20分に最終スコアが確定。強風という悩ましいコンディションの中、ペースを崩すことなく着実にスコアを積み重ねていったチームが上位を占めた。
「エムツーアイエス」の森英明・増原康彦・井田恵太・佐藤英哉。東京から参加のゴルフ仲間4人。「風の影響もありましたが、それより先に心が折れました(笑)セカンドショットなどバランスよく全員ミスしてしまって」と苦戦続きだった様子。予選9位からの繰り上げ出場だったが、思い通りのゴルフにはならなかったようだ。
※参考 OUT 35 / IN 35 トータル70 30位
「チームMENT」の高橋和人・海老澤和博・中野卓之・松縄勇一。古い付き合いの友人4人でチームを結成。「メンバー2人がインフルエンザになってしまい、1週間クラブを握っていなくて。今日は病み上がりで参加しました。スコアが伸びなかった原因は練習不足ですね」と決勝に向けての調整不足を悔やんだ。
※参考 OUT 32 / IN 34 トータル66 12位
「ターゲット54」の大崎将行・横山由香・布川令樹・増田貴明。東京のゴルフ工房で知り合ったという4人。「10アンダーを狙いましたが、風が強くてキャリーが合いませんでしたね」と強風という今日のコンディションに悩まされたとのことで、予選2位通過の実力を十分に発揮できなかったようだ。
※参考 OUT34 / IN33 トータル67 15位
「世田谷B」の牧田浩三・加固秀一・鈴木敦・内藤正二。代表でチーム名の通り世田谷在住の牧田さんは「ブラインドホールが多く、ドライバーの落としどころがわからなくて。それとこのコースは風が回りやすいので、読みにくかったですね」と好スコアながら、もうひとつ伸び悩んだ原因を分析した。
※参考 OUT 32 / IN 33 トータル65 6位
「オナシャス」の小口克仁・戸澤弘則・杉本進二・高山輝彦。会社の同僚4人で栃木から参加。「今日以前に昨日からメンバー同士のコミュニケーションが上手くいかなくて(笑)でも、キャディーさんがすごくいい人だったので助かりました」といつものようなチームワークを決勝で見せられなかった模様。
※参考 OUT 35 / IN 33 トータル68 20位
「八幡黄金カルテット」の戸枝正紀・横山功・土澤知之・中嶋克也。チーム名にある黄金カルテットはジーコなどかつてブラジル代表として活躍したサッカー選手4人組から。「このコースはよく知っていたが、想像よりティーが後ろでしたね。予選ではよく入れていたロングパットが今日は1つだけでした」と回想。
※参考 OUT 33 / IN 33 トータル66 9位
3位は「バーディ取ればいいんでしょ?」の村居正之・村上学・村上美佳・山下ユナ。8バーディー、ノーボギーのトータル64(前半34・後半30)と後半から怒涛の追い上げを見せた。流れが変わったという後半について聞くと「11番ホールでティーショットが右の池の方に行ったんですけど、それが実は木かカート道で跳ね返って、グリーンまで残り40ヤードのところにあって。最初、誰も気づかずに別のボールでセカンドを打とうとしていたので、ラッキーでしたね」とのこと。それが奮起のきっかけとなり3連続バーディー。接戦の3位争いに競り勝った。次戦の目標を14アンダーとし、チャンピオン選手権では最強チームの座を狙う。
2位は「ケンケン」の中島正春・寺内晋也・森田信子・寺内梓。1イーグル、9バーディー、ノーボギーのトータル61(前半30・後半31)とミスの少ないゴルフで3位に3打差をつけた。今大会がスクランブルゴルフ初挑戦となったミックスチーム。今日のプレーについては「前半、(バーディー発進のあと)2つパーが続いて辛かったんですけど、4番ホールのチップインでイーグルになって、今日はいけるかなと思いました。最後にバーディーをとってどうかなと言うところでしたが、本音はもう1つ欲しかったですね」と、できれば前後半でスコアを揃えたかったとの感想。「(ボールを選べるように)複数の人がバーディーチャンスにつけられるようなラウンドにしたいですね」と今後の抱負を語った。
優勝は「チームOOGC」の岡部清雄・平賀俊哉・海老沢淑子・上野加代子。13バーディー、ノーボギーのトータル59(前半30・後半29)と着実にスコアを積み重ねながら、栄冠を手にした。特に終盤の5連続バーディーは見事。4人とも予選の開催コースでもあるオールドオーチャードゴルフクラブのメンバーチーム。代表の岡部さんは「我々4人は決勝大会、姉ヶ崎CCを目標に頑張ってきました。ここに来られただけでも楽しかったんですけど、まさか59も出るとは思わず、夢のような一日でした」とコメント。上野さんは「本当にパターは自信があったんですけど、こんなに入るとは思いませんでした」、海老沢さんは「やっと念願の優勝ができました。
笑いが止まらないくらいパターが入って、これを機会にまた来年も頑張りたいです」と絶好調だったパットを振り返った。平賀さんは「上野さんが言ったように今日は非常にパターがよく入りました。でも、僕が入れたのはほとんどありません(笑)前半は4人目だったので、後半はトップにしてもらいようやく1回入りました。去年は上野さんとペア戦に出て、最後はボギーで準優勝になり悔しかったので、今回優勝できて嬉しいです」と改めて優勝の喜びを噛み締めた。
なお表彰式では優勝、2位、3位の各チームに大会メダルを授与。副賞としてゴルフライフチケットが贈呈された。
今大会において上位9チームがチャンピオン選手権への参加権を獲得。2017年3月10日のカレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県山武郡横芝光町)を舞台に各選手権の上位選手を交えた最強チーム決定戦に挑む。
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